チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

暖かくなりました、「春」でーす

2010-02-27 18:50:15 | 明石風物
2月27日(土)

 数日前から急に暖かくなりました。とは言っても、昨日は一日雨模様で、今日もすっきりしない天気という予報。楽しみにしていたKAZU君とのお出かけは順延になってしまいました。

 はたして、空模様はどんな具合かなと、朝カーテンを開けると、なんとか雨は上がってどんよりとした曇り空。でも比較的視界は良い。

  いつもとは航路がおかしい「たこフェリー」
  
 「あさなぎ丸」が小さな漁船の間を縫うように蛇行しています。

 もしかしたら、イカナゴ漁が始まったのかもしれない。たしか、去年の解禁日は3月初めだったので、まだ間があると思っていましたが、カレンダーを見ると、2月ももう明日が最終日でした。

 さっそくカメラを持って海岸へ行ってみました。
  
   

 二艘引きの小型漁船がたくさん見えました。日曜日は休漁なので、やっぱり、今日が解禁日のようです。


    連絡船右往左往のいかなご漁   弁人


 去年の今頃、KAZU君はまだ離乳食だったので、私の作った「くぎ煮」は食べられませんでした。だから、今年はKAZU君がイカナゴのくぎ煮を口に入れてくれるかどうか、ちょっとワクワクしていたのです。

 イカナゴの新子は日ごとに大きくなって行きます。去年は3月半ばに試作をしたのですが、5㎝位の大きさになっていてちょっと大味でした。今年はなんとしても2、3㎝の小さな新子を解禁後すぐに炊きあげたいと思っていたのです。

 先日の新聞には「今年も不漁だが、昨年ほどではない」という記事がありました。

 本当に今日から売り出されているのだろうか、今年の売値はどのくらいなのだろうかと気になって、昼ごろ(漁は早朝から10時までなので)、魚の棚に行ってみました。売っていました。キロ1000円前後で。去年私が買った日は2500円でしたから半値以下です。やはり去年は大不漁だったのです。品不足でどこの店も行列ができていて、値段もどんどん上がって行ったのでしょう。

「お父さん、新子どう、新鮮だよ」
「そうだね、でも今日は準備してないから。火曜か水曜だな。昼頃来れば買えるんでしょう」
「そうやな、値段は保障しないよ、今日は初日で安いんだ。買い得だよ」

 今日の分を早くさばきたいのか、売り込みの声も大きい。

 すぐそばの、今日の分を売り切った店のおじさんは
「漁は10時までだから、10時過ぎに来ないと買えないよ。明日は休漁だから売ってないよ」
と、余裕たっぷりで店先の椅子に座っていました。

 いちばん気になったのは、値段ではなく大きさです。解禁日だというのに、思ったより大きくて4、5㎝はありそうに見えたのです。もしかしたら、海水温か何かの影響で、今年は解禁前にけっこう育っていたのかもしれません。本当に週明け早々に炊き上げないとだめかもしれません。

 魚屋以外のお店の多くが、今朝から炊き上げていたのか、いたるところで出来立ての「くぎ煮」を売っていました。
 私もうかうかしてはいられません。早く昨年のノートを引っぱり出して作戦を立てなければいけないので急いで帰って来ました。


    店先にくぎ煮の香りや港町   弁人


 それにしても、春が来てうれしい。
 プロ野球のオープン戦も始まっています。明石球場、去年は楽天対ベイスタでしたが、今年はカープが来ます。その後スカイマークスタジアムでもカープの試合があるので、なんか気分が急にワクワクしてきました。

  オープン戦のポスター
  

コメント (1)
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