毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
ティタイム もしくは おやつの時間
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結婚するまで、私は立派な呑助でした。
休日の洗濯には350ml の缶ビールと歌がセットでしたし、冷蔵庫にはもちろんビール
と白ワインはレギュラーメンバー、仕事帰りには週に2回はどこかに寄っていたし。
お蕎麦屋で昼間っからお酒が飲める、飲んでいる姿が違和感のない男の人っていいなあ
私も男に生まれたかったなあ・・・と結構本気で思っていました。
この頃の私は、なので、クッキーとかケーキとかお酒の肴にはならないお菓子には全く
興味がありませんでした。自分で買ったこともなく、別に嫌いなわけではないので、いた
だいた時にはうれしく食べたりはしていましたが。女同士で 「 お茶 」 っていうのは
遠い世界の素敵な光景であって、カフェで好きなお茶とお菓子を頼んで、ひとときゆっく
りとおしゃべりを・・・・という特別でもなんともない普通で、でも楽しいことをあっさ
りスルーして平気だったのです。まるで無関心。心は男子だったのでしょうね。
ところがそれから20年くらいいろいろ経て、当初の予定では、 陽気な酒豪と結婚して
幸せなお酒人生をおくるんだったのですが、飲めば飲めるけど、普段は全然お酒いらな
い男と一緒になって、赤ん坊も授かり、すっかり外飲み・家飲み・昼飲み、全部まとめて
消滅しました。酔っては戦はできぬのじゃー! とばかりに、出来の悪い主婦もどき + ヨ
メもどき + おっぱい係 + お店のお姉さんだった私には、もはや酔っている余裕など
ありませぬ。それまで自分のお世話しかしてこなかったので、一気にやらなくてはいけな
いことが増えたような気がする慌ただしい数年間。
私の生活から酔いの時間が消えたけれど、寂しいとも恋しいとも感じなかったのには今更
ながら不思議ですが、おかげで細胞1つ1つに至るまですっかりアルコール分が抜けき
って、息子の成長とともにようやく暮らしのメリハリを自分でコントロールできるゆと
りがほんの少しずつ戻ってきているこの頃。
そろそろまた自由にお酒を飲みたいな・・・ってなるかと思いきや、ゼーンゼン!!
お茶とお菓子の時間が俄然輝きだしたのですから人生わかりませんてば!
今の私は、「 今日のおやつは何にしようかな。 」 なんです。ちょっとお菓子、そして
お茶、またはコーヒー。午後3時って、本当に一息つきたくなる時間なんだなあ、と実感
できましたし、お菓子の役割の大切さも理解できました、そして美味しさ、豊かさも。
休みの日、家事もひと段落の午後3時頃、夫とともにティータイムです。
焼き菓子作りが日常茶飯事あっという間にマフィンやスコーンを焼き上げる我が夫に感心
しながら、ホクホクと美味しく頬張っているわけなのです。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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まさか自分がこうなるとは…っていうことの積み重ね。
まさよさんは、ティータイムとステキなご家族が、アルコールよりも人生選択されたのですね!
私は自分でもっとグウタラな人生を選択すると思ってたのですが、朝5時起きのお勤め人をやるとは…わからないものですね。
出来れば、私もティータイムの時間は確保する生活に憧れますよ~!!
まさよさんが羨ましい限りです☆
時々ふと 「 随分と遠くに来てしまったなあ 」 と
感じることがあります。どの地点からの ” 遠く ”
なのかははっきりしないのですが、自分が結婚して
いて子供もいるということに改めて驚いている、と
いうような感慨でしょうか。一体ゴールはどこなんだ
ろう?というのもありますが・・・。
お互い、旅の途中なのですよね。これからも、よい旅
を!