てれびくんのふろく



ヒーロー派の男の子たちの大人気雑誌、『 てれびくん 』 は、毎月1日発売の月刊誌。

その名の通り、テレビで放映中のヒーロー番組のちょい予告や、戦い場面の子供向けの

分析や武器の解説( もちろん平仮名中心 )でどっさりと特集。そして、マンガのペー

ジや読者( だいたい3歳くらいから、ですね )投稿ページ、プレゼント応募のページ、

ぬりえや迷路、紙上ゲームなどのページ、ヒーローたちが集団生活上のマナーを説くペー

ジ ( やはり効き目ありなのか? )、などなど本当に盛りだくさんの内容なんですが、

この雑誌の一番のウリは、「 ふろく 」。

簡単にふろくと書きましたが、とんでもない!!のです。『 てれびくん 』のふろくは、

もはやペーパークラフトの極限をいってます。

手先の器用な大人が作っても早くても2時間弱、はぜったいにかかりますって!!

雑誌巻末の 「 今月号の付録の作り方、遊び方 」 を首っ引きで、手順を追ってじっく

りと完成させなければなりません。いくつもの細かく且つ精巧なパーツを、無くさないよ

う、破らないよう、細心の注意をもって切り離し、ノッチの 「 やまおり・たにおり 」

を丁寧に、数字同士を合わせてはめ込んだり、糊付けしたり。

小さなそのノッチを小さな切込部分にはめ込むその時、ククッピタッという微妙な、でも

確実に ”無事、上手にはまりましたヨ ” という手応えがあるんです。

作っていて、結構夢中になり、そんな小さな達成感の積み重ねでさらに熱中。

途中からは、私の隣で邪魔ばっかしている当の息子そっちのけで入魂しちゃったりして。

平日にぶっ通しでこのふろくづくりに費やす余裕はないので、週末になんとかかんとか

取り掛かってみたり、いつかのフロクなんかは 「 明日の朝までに完成させておけよ 」

とあのチビに命令されちゃって、夜中に虫眼鏡を片手に仕上げたことだってあるんです。

「 てれびくん 」編集部には、この組立てふろくを規格、デザイン、制作するチームがあ

るんだろうなあ。 本当に素晴らしい仕事をされておられる、と思います。

思うのですが、読者である子供は、そうですねえ、小学校4から5年生以上でないと

絶対にひとりで完成させるのは、ムリ。 大人が制作せざるを得ないっていうのが無言の

設定で成り立っているのです。 興味がすこしでも持てる大人だったらいいんだけれど、

全くの無関心とかすごい不器用さんだと、いくら子供にせがまれても、キビシイだろな。

そして、苦労して見事完成させても、まあ、三日で壊されますね。

その儚さが、雑誌ふろくの魅力、といえばそうなのですが・・・・・。

実は、先月号のふろく、まだ作っていないのです。

作りたいのですが、7月はなんだか慌ただしい日々で ( 言い訳 )、レジ袋にいれて

目立たない場所にぶら下げてあります。 夏休みが始まり、息子も忘れているのでそっと

そのままにしてありますが、夏休みの自由研究・母編、また夜中にこっそりと、じっくり

と取り組んでみようかなあ。朝、テーブルにピカピカの完成品を置いておいたなら、

うんとこさ株が上がるかもなあ。




『 ドキドキ ダブル立体めいろ 』 です。

ちなみに最初の写真は、『 グルポン獣電マシン 』。


















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