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電話室便り
ジャズライブ、ありがとうございました!
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11月15日( 月 )、
晴れ間は午前中で終了し、
午後からは徐々に天気は崩れ、雨も降り始め、
ぐっと冷えて、夕方にはとっぷりと夜の帳が降りていました。
雨・冷気・晩秋・夜の暗さ・・・ジャズライブに相応しいムードは完璧!
ぽつりぽつりと席が埋まり始め、さわさわと開演前の空気が揺れます。
冷たい夜、黒い夜空と黒いアスファルトの夜にご参加くださいました
みなさま、ありがとうございました。
それでは、先日の演目をご紹介いたします。
・Softly as in a morning sunrise
・Don't blame me
・Autumn in N.Y.
・Blue Island
・Autumn Leaves
・I left my heart in Sanfrancisco ( ENCORE )
以上の、アンコール ( 感謝! ) 曲も含めた6曲でした。
1曲目 「 朝日のごとくさわやかに 」は、1928年にミュージカルの挿入歌として
生まれた曲ですが、ジャズ演奏ではクラシカルな定番ではないでしょうか。
だって、ジョン・コルトレーンも、ソニー・ロリンズもジャズの歴史的なライブの
名盤を残していますし、ピアノのウィントン・ケリー 『 ケリー ブルー 』 、昔の
ジャズ喫茶の1~2を争う大人気名盤で演奏しています。
当ライブの封切り演奏も良かったですねぇ!
ベースソロが軽快に続き、テナーも軽やかで、音の掠れ具合にも惹かれました。
2曲目は 「 ドント ブレーム ミー 」。
” 私を責めないで ” っていう題ですね。
あなたの愛が私をおかしくしたの・・・恋がドラッグ・・・などなど熱烈な
ラヴソングなのですが、テナーサックスはゆったりと柔らかく歌っていましたし、
ベースも一音一音、まるで会話しているような、語りかけているような、
そんな優しげで、決して責めたりしていない優しい二人でした。
サラ・ヴォーンの歌唱が素敵かも。
3曲目は 「 オータム イン ニューヨーク 」
ニューヨークの秋、黄金色の輝くマンハッタンの素晴らしさを歌った曲は、
1934年に作曲されていますが、その洗練されたメロディラインは今も魅力的。
カサカサと踏みしだく枯葉の音を楽しみながら歩く、ニューヨークの静かな公園
が浮かぶ音は、ベースが弦を弾く音。ボン、ボン、と深い素敵な音でした。
4曲目 「 ブルーアイランド 」は、テナー大関オリジナルで、ブルーアイランド
というのは、パスキューアイランドのことで、つまりパスキューのテーマソング
なんだそうです・・・そういえば、忘れていたけれど昔一度聴いたことアリ・・・
12小節のブルース曲、ソプラノサックスの冴えた音で、ベーシックなノリと
味わいがありました ( パスキューっぽいかどうかは???笑 )。
こぶしの効いたソプラノサックスの音は、聴いていてクセになりますね。
5曲目は、本日のハイライト曲 「 枯葉 」 でした。
毎年11月のライブで演奏しますが、今年版は、速い枯葉を是非!とリクエスト
してみました。ノリッノリ♪で演ってください!と。
いかがでしたでしょうか?
元々はシャンソン曲の 「 枯葉 」 、それがジャズになると、ほとんど原型を
留めないくらい解体され 、演奏者のあらゆる意味でのクリエイティビティと
俺 ( アタシ ) にも言いたいことがあるぜ!というようなエネルギーとが
注入された一品となって披露されるわけです。
カッコ良かったですよー、大関・小林デュオの 「 枯葉 」。
ベースのソロのボリュウム感に聞き惚れ、テナーサックスの解釈を上下で支える
ベーステクニックに聞き惚れ、そしてテナーサックスのうねるような音の連続に
圧倒され、大満足の 「 枯葉2021 」 でありました!
「枯葉 」 は名演奏揃いですが、マイルス・デイビスのトランペットのミュート
演奏は是非。『 MILES IN BERLIN 』『 Miles Davis in Europe 』 などいかがかな。
超絶かっこいい枯葉が聴けます。もう1枚はやっぱりビル・エヴァンス。
『 PORTRAITE IN JAZZ 』の枯葉は絶対に外せませんよ、うん。
初めてご参加の方、毎回続けてのご参加の方、
久しぶりにご都合が合ってのご参加の方・・・毎回その割合は変わりますし、
演奏も毎回違います。その日の天気も、温度も、季節も、なにもかも。
毎回毎回変化し、だからこそ、「 今回はどうかな?どんなかな? 」 と、
いつだって新しくそしてスリリングなのです。
それこそがライブの醍醐味、なのだと思います。
次は、新年1月17日( 月 ) 。
新しい年の始めに、新鮮でエネルギーに満ちた生演奏を。
一同、みなさまのご参加を心よりお待ちしております!
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