毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
おやすみカラス また来てね。( 続き )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f4/fb7c2cb3c7dc4f465fc6a6b8eb71d652.jpg)
どん底のダメ男・十川善十( そがわ ぜんじゅう )24歳 。
失恋し( ヒモをクビになる )、酔って酔っ払ってもうシメようと目に入った店のドア
を押す。そこはこじんまりとオーセンティックなバー、お客は誰もいず。
白いバーコートに蝶ネクタイのカーネル似のマスターに「 いらっしゃいませ。」 と迎
えられ、それは美味しいシングルモルトスコッチウィスキーのロックを作ってもらう。
入店の瞬間に真っ白い鳥の翼が羽ばたいた・・ような・・・幻視?
グラスを傾けながら、このバーの別次元の心地よさと落ち着きに思わず善十は口走る
のです 「 マスター、僕ここで働きたいんですけど。」と。
この男を創造し、造形し、動かし、しゃべらせ、人生のターニングポイントとなる
奇跡の出会いとそれからの3年間を通して、こういうチャラ男くんっているいる!
偏差値とかどーでもいい界隈のオニイチャン!な善十の、頼りないけど素直で優しく
てお人好しな本人も解っていないナゾな魅力を描いて、いくえみ綾ってすごくない?!
男性向けコミック誌での連載だったそうで、善十の語りで進む物語は、男性である善十
の目線なのですけれど、” いくえみ綾の一線 ” がジェンダーを程よく抑制させている
ように思え、私は意識せずに世界に入っていけました。
絵とタッチ、テンポやコマ割り、なんといってもその漫画的話芸の素晴らしさ!
全てが程よくこなれていて、大変に繊細で、呆れるほど上手い。心地よい。
感動です!遂にはまんまと呑み込まれます!
物語の舞台である札幌すすきのを中心に据えて、北国の四季とともにこんがらがり
ながら行きつ戻りつしながらもダメ善十のバーテンダー修行は続くのですが、こん
がらがりの主な原因になっている女性陣のキャラクター作りも見事で、可笑しくも
真摯な恋愛模様がね、織りなされていくのよね善ちゃん!しっかりねっ!!
初・いくえみ綾、大満足。
魅力のおなご達はこちらです↓
バー「 一白げん(→玄が二つのげん、フォント無い?)」店内の装飾花を配達
している白木生花店の娘。
白木美温
バー「 一白げん 」 先代マスターの娘。善十をサポート。
九重一葉
ヒモ彼氏の善十に別れを言い渡す30歳手前のOL。
古賀紅央
バー「 汐 」 のマスター。辛辣だけど尊敬する先輩バーテンダー。
長窪汐
今週も、みなさまの笑顔と好奇心と元気なエネルギーに刺激を受けました~
ありがとうございました!
これから雨の予報ですね。雨もまたよろし。
来週も、またどうぞお立ち寄りください。
こころよりお待ちしております!!