風薫る5月のジャズライブ、ありがとうございました!

 

 

天気予報は雨でした。

けれど、終日降らずじまい。

なんて運が良い私たちなのでしょうか! と、しみじみと天に感謝のきのう月曜日

( 夕方以降はうっすらと晴れてすらきました )、お忙しい中ご参加くださいま

みなさま、ありがとうございました!

初めての方も多め。うれしいです。

ではさっそく昨夜の演奏曲目をご紹介いたします。

 

・ALL THE THINGS YOU ARE

・ALONE TOGETHER

・I THOUT ABOUT YOU

・CAN'T HELP LOVING DAT OF MINE

・WHAT IS THIS THING CALLED LOVE

・MEMORIES OF YOU ( ENCORE )

 

以上のアンコール曲を含め6曲でした。

 

一曲目「 オール ザ シングス ユー アー 」

1932年にミュージカル挿入歌として作曲されたラブソング。90年も昔の曲なん

ですねえ。” あなたはすべて ” と求愛の詞のヴォーカル曲が、ジャズ演奏で取り

上げられるととても変容するんですよ。変化に富んだコード進行の、演奏の難し

い曲でもあるようです。素晴らしいベースの低音が支えるテナーサックスのオー

プニング演奏はいかがでしたでしょうか。

 

二曲目「 アローン トゥギャザー 」

この曲も1932年にミュージカルのために作曲されてます。ふたりが一緒にいる

と何でも乗り越えられる~的な愛の歌のようですが、やはりジャズのインスト

ゥルメンタル演奏になると、無限に変容変化して聞き比べが楽しくなります。

マイナー調のメインテーマはテナーサックスですととても哀愁を帯び、心を

持って行かれるような深みがあります。昨夜の大関テナーの音も。

そして続くベースソロは、響く響く!間近で見る弦捌き!聞き惚れました。

 

三曲目「 アイ ソート アバウト ユー 」

君と離れようと旅に出たけれど、想うのは君のことばかり・・・・

伸びのある歌い上げるようなメロディのこのバラードを、昨夜はスローテンポ

で始まりテナーがメロウな低音で吹いていって、ボン・ボン・ボン♪という

ベース音で軽快に本編へと走り出しました。

ワクワクとしっとりがないまぜです。この二人のバラードは毎回良い。

昨夜は小林ベースが特にスバラシ。

「 アイ ソート アバウト ユー 」 といえば、もうマイルス・デイビスで決まり!

という曲なので、ぜひマイルス版も聴いてみてください。私は、ハービー・

ハンコックの入っている 『 Miles Davis in Europe 』のライブ盤が好きです。

コンサートのオープニングのフランス語のアナウンスも最高です!

「 ジョルジオ・コルマーニ、サキソフォンテノ~~ル 」

何度聞いてもここ最高!

 

四曲目「 キャント ヘルプ ラヴィング ダット オブ マイン 」

ソプラノサックスに持ち替えて。

1927年ミュージカル 「 ショウ ボート 」 の挿入歌です。この曲も約100年前の

曲ですねえ。こんなに古くからのアメリカンソングを聴く機会もそうないかも

しれないなあ、と考えると、当ジャズライブもなかなか・笑!

ブルージィでゆったりと孤独。寄り添うようなベース、ぽつり、ぽつりと独り言

のように語るようなテナー。

 

五曲目「 ホワァット イズ ジス シング コールド ラヴ 」

” 恋と呼ばれる これは一体何だろう・・・?”  1929年コール・ポーター作曲の

ジャズの超スタンダード曲でしょうか。昨夜はハイテンポで、カッコ良く。

ソロ演奏も熱かったですね。ベース VS. テナーサックスのソロ合戦のごとく

この曲の多様性、受け口の広さを納得できる素晴らしいソロでありました。

多くのこの曲の名演奏が存在しますが、個人的に何度も聞き惚れるのは、

ウッディ・ショウ( tp. )のリーダーアルバム 『 UNITED 』。

1981年録音のコロンビア盤、3曲目です。疾走感半端なし。

 

六曲目「 メモリーズ オブ ユー 」

あたたかで大きな沢山の拍手!本当にありがとうございました。

お応えしましての「 メモリーズ オブ ユー 」 は、大関テナーが繰り返し

吹いてきた曲です。静かなメロディがしみじみと沁みました。

 

 

以上の全6曲でした。

初めてご参加くださったみなさま、いかがでしたか?

ライブ仕様に変化したパスキューアイランド店内、そして落とした照明と

夜の雰囲気・・・その中での生演奏を楽しんでくださったなら本望です。

またぜひ聴きにいらしてくださいね。

終演の頃には、窓がうっすらと曇って、夜気とライブの熱気がよい感じ

でありました。

 

次回は、夏の気配が濃くなってくる 7月15日 ( 月・祝 )です。

みなさまのご参加を、一同こころよりお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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