雑巾ボーイ

 

朝、店に着いてコートを脱ぎ、バックパックを所定に置いて、その次にすぐさま

やるのが、雑巾をポケットにねじ込むこと。

ずっと使っているのは、小さめのサイズの蚊帳布巾で、もともとはちょっとした

お礼とかご挨拶とか、気軽な贈り物のための商品みたいです。

あるときいただいたピンク色のこの布巾、手に馴染むサイズと厚みと手触りが

とても気に入りまして、私の仕事の相棒としてなくてはならない存在になりました。

もう何代目でしょうか、今は何代目かの黄色いのが右ポケットに。

 

とにかく店内で常に一緒です。

埃が目に付いた瞬間に、ササッと拭ける、

ドアのガラス指紋を見つけたらゴシゴシとぬぐい取る、

お花の水を替えたなら、花瓶の水滴、濡れたカウンターをキュキュッと拭き取る、

お買い上げのお皿を包装する前にさっと拭く、e.t.c. 、

ポケットに突っ込んであるこの雑巾で即時にホイホイのホイです。楽勝~( 笑 )!

たいして広くもない店内スペースではありますが、完璧とはとても言えないながらも、

キホン箇所 + 見えたところ を瞬時に拭き掃除するには、雑巾を肌身離さず身につけ

ているのが最適解でした。

 

そして、あまりに雑巾と常に一緒なので、ポケットに突っ込んだまま帰宅して

しまうこと多々 ( ほぼ毎日 )でして、そしてふと気付いてしまった!

「 家でも、いやいや家でこそ、ポケットにいつも雑巾を! 」 

気付いて以降、といってもつい2週間程前からですけれど、家に帰って履き替える

Gパンの右の尻ポケットには、すでに雑巾が突っ込まれているんでした。

家の雑巾は、使い古しのフェイスタオルを四等分して周りをミシンがけしたもので、

私にはこの小さめサイズが良いんです。ポケットに入るし、手に馴染むし。

そのタオル雑巾で、

階段を上りながら拭く。

テーブルの脚の周りと床を拭く。

窓の枠を一本でも拭く。

椅子の脚掛けを拭く。

ラジオを拭く。

電話機を拭く。

ランプの傘を拭いて、本棚の板を拭いて、トイレの窓枠と床を拭く。

目をつぶり続けていた各所の埃は、今やほぼ溜まる隙を与えず。ポケット雑巾作戦

は大成功なのでした。

 

ねじ込まれたポケット雑巾の私を、夫が 「 雑巾ボーイ 」 と呼びます。

まあ、欧米で 「 コピーボーイ 」 といえば雑用係、そのならいで、いつも雑巾と共

に動き回るおばさんなんだけれど、なぜか 「 おい雑巾ボーイ! 」 なんですと!

みなさまも 「 雑巾ボーイ 」 作戦、いかがでしょう?

いまや右手は、右ポケットの雑巾を掴みに無意識に動く・・・

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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