バビロン / BABYLON

 

 

監督はデミアン・チャゼル。

この監督の作品『 ラ・ラ・ランド 』 を観ているので、新作もきっとただ事では

ない作品であろうとワクワクしながら狸小路5丁目サツゲキへと行ってきました。

この新作のとんでもない質量のエネルギーに中てられて、とんでもなく疲れて、

2~3日は疲れが抜けませんでした。

そして。

疲れがとれて、すっかり落ち着いて映画の後遺症が沈静化した今、ふと気がつくと

最後のタイトルロールが延々と続いてその一番最後に流れる劇中曲のメロディが

口をついて出てくる。鼻歌で歌ってしまっている、口笛曲・・・。

 

映画の時代設定は、1920年代。

ハリウッドの黄金期といわれるサイレント映画の時代が、あっという間にトーキー

映画へと移り変わってしまうその過渡期です。

100年前のハリウッドの映画制作現場のハチャメチャ加減も、ド田舎から出て来た

暴れ馬のごときバカ女も、サイレント映画の大スターも、ゴシップライターも、

メキシコ人の映画制作を目指す青年も、サイレントの字幕書きのアジアンビューティー

中国人も、裏社会を牛耳るギャングのヤバイ奴らも、そしてバックミュージック演奏

から見いだされた黒人トランペッターも、

みんなみんな、チャゼルの超強烈なビートに酔いながら、汗を飛ばしながら踊り狂う!

体を張って。まさに全編が狂乱・エロ・グロ・音楽、ダンス!なんです。

古くさい時代を、新しい表現で、現代の私達へとこれでもかーーっ!!っていうくらい

の剛速球で投げつけられたゴールドに輝き回るミラーボウル。

そのような作品でした。

物語は、1950年代で終わります。

戦いすんで、日が暮れて、ツワモノどもが夢の跡・・・・

この一行が、最後の最後に流れてくる口笛メロディとともに沁みてくる。

観て、しばらくたってからじわりと沁みてくる。

ああ、なかなか良かった・・・・かなり良かったかも・・・うん、実に良かった。

強烈で、美しくゴージャスな3時間。

これはぜひ映画館で。

 

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

ああ、雪がじゃんじゃん解けております!

ちょっぴり寒くはありますが、3月、ダウンジャケットからコートに着替えて、

セーターは薄手に、そして仕上げには、コットンのシャツをそろそろ着たいです。

年度末に向けて、忙しくなりますね。

みなさま、どうぞ風邪などにお気を付けて。

 

明日も、こんがりと焼けた丸いプチパンを山盛りにして、みなさまのお越しを

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

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