レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

歴史と容姿のささいな三題、月初め無理やり投下

2023-03-01 08:38:20 | 歴史
こんなので「歴史」カテゴリーに入れるのもナンだと思う、マンガにしたほうがいいかもしれないが、しばらく「歴史」で投下していないので敢えて。
 
 
『信長未満 転生光秀が倒せない』というマンガ原作のアホなドラマを見ている。
(去年も、やはりマンガ原作で、戦国武将たちのクローンが集められた高校という設定のドラマを見た。『新・信長公記』。)
 信長とその他5人が6人兄弟としてだらだら暮らしていて、議員の光秀がいろいろちょっかいかけてくる。
 OPで信長を「最も多様な姿で描かれた偉人」と言っている。
「美男子、女武士、人外の魔王、モンスター、時にはゆるキャラ、変身ヒーロー、犬、カードゲームまで」
 へんてこな描き方もされているという例が挙がっているのだが、
「美男子」  これはヘンじゃないだろ、単なる史実準拠に過ぎないだろ?
  それにしても、マンガ原作にありがちだけど、「そこそこイケメン」がそろえられていて、個性がいまひとつ。服装がいつも同じなのは見分けのためなのだろうな。
 
 
すでに10年以上経つと思う、某掲示板、少女マンガの話題の中で
「ダヴィンチを美形に描いたマンガがあってドン引いた」
ー-ぬぁ~~にが「ドン引いた」じゃ、ただの史実だ無知者め。
 
 
 日本の古代史を扱った番組に、里中さんが出ていて、『天上の虹』が引用されていたことがある。見ていた母が、「(持統は)ほんとに、こんな美女だったの?」と言ったので、私はかなり理屈っぽく答えた。
 その1:持統が美女だったという史実はない。
 本来はこれだけで済むのだけどさらに
 その2:作中で持統が美女として描かれているわけではない。
 その3:里中さんは特に絵が美しいという評価はされていない。
ー-いやもちろん、下手とか見苦しいというわけではないのだけど、あまり絵が注目・評価されるマンガ家ではないよね? むしろ、本人が美人だとよく言われてきたくらいだ!
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