レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

私のイサベル 刑事シーハン 

2019-04-26 15:19:45 | 
『私のイサベル』 エリーサベト・ノウレベック ハヤカワ・ミステリ
 図書館の新着図書をチェックしていて発見したスウェーデンのミステリー。
 夫と息子との良い家庭を持つステラには、10代で妊娠し、親子3人でけなげに暮らしていたが、海でほんの少し目を離したすきに1歳の娘がいなくなってしまったという過去がある。カウンセラーをしているステラの前に、父を失くした悲しみを抱えた女子学生イサベルが現れる。ステラは一目で、それが娘のアリスだと直感する。
 イサベルの母シェスティンの執着が恐ろしいが、事情を見通せない傍目にはステラもやはり充分に怪しく見えても仕方ない感じである。


『刑事シーハン 紺青の傷痕』オリヴィア・キアナン ハヤカワ・ミステリ
 去年出た。アイルランド・ダブリンが舞台。女性刑事が主人公はたいして珍しいものではないが、独身設定はめったにない気がする。邦題のつけ方は、できれば続きも出したい意図を感じる。



『赤い館の騎士』アレクサンドル・デュマ ブッキング 2003年
 副題に「マリー・アントワネットを救え!」とついているが、もちろんこれは成功しない。主要キャラ中で〇〇くらいは生き残ってほしかった。

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