レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

年末年始に用心棒

2008-01-06 12:44:04 | 新選組
ドラマ・映画の話で単に「用心棒」と言えば、たぶん黒澤明の映画だと思われるのだろうけど、ここはもちろん栗塚旭の『俺は用心棒』その他を指す。じきにまた『新・俺は用心棒』の放送が始まるけど、そのまえに、録画してあってまだ見ていなかったぶんを見てしまった。最初の『俺は用心棒』は昭和42年(1967)、『帰って来た用心棒』が68年、『新・俺は用心棒』が69年。『帰って~』の前に『待っていた用心棒』という作品もあり、今回も放映されたのだが、これには栗さんが出ていないので私はとりあえず見ていない。
 『俺は~』は、文久元年あたりから慶応4年の設定で、始めのうちは江戸その他が舞台、そのうち京都がメインになる。これでは島田順司が沖田総司、西田良:山崎。
 『帰って来た~』は、文久2年以前、ほとんどが京都。新選組はまだ存在しない。島田の順ちゃんは架空キャラ、浪人田島次郎。西田良さんは目明しの十吉。
 『新』はやはり順ちゃんは田島くんのようだし、--やはり時間軸には矛盾があるな。ツッコんでも仕方あるまい。
 
 横山登美子さん主催による『新選組の映画を観る会』は、79年~98年、年に1回、合計20回行われた。始めのうちは、『新選組血風録』を順々に3話ずつ上映していたが、そのうち飛び飛びだったり繰り返しがあったり。26話もいずれ終わるから、途中から、『燃えよ剣』『俺は用心棒』と組み合わせるようになった。すると、同じ顔ぶれが違う役で出てきて、おかしい場面でないのに笑い声があがったりするのだった。
 そういうわけで、『俺は用心棒』は一部見ていた。(ビデオが、結局全部出ていたことを私は知らなかった) このとき、旦那がたが日照りで水不足の村にやってきてーーという話があったはずだが、今回の放映を見てもこれはなかった。では、『新』のほうだったのか?
 私は見た順番がヘンなのだけど、始めのうちのほうはまだメンバーが固定していなかったのだな。野良犬の旦那は初期のほうがややセリフが多い。第4話『脱走』が、予想外の結末で痛快だった。この旦那、金がなければ野宿し、あれば料亭泊まり、差が激しい。ふんだくる時も、タダで人助けすることも。『ブラックジャック』をちらっと連想もするけど、タダのほうが話としては多いぞ。

 さて、明日からまた約一月半。
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2 コメント

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用心棒シリーズ (さまお)
2008-01-06 16:04:40
こんにちわ。

今年もよろしくお願いします。

時代劇chを見ると「用心棒シリーズ 俺は用心棒」とあったので、前回やった「俺は用心棒」と同じと思ってました。
丁度第14話だけ録画し忘れたので「よかった」と思いましたが(笑)。

とりあえず壁紙は栗塚旭さんにしたので、今度は録画忘れがないと思います(笑)。
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紛らわしいですよね (レーヌス)
2008-01-06 19:14:40
島田の順ちゃんが田島次郎でもあるし、内容は違うはずですけどね。
 また放送される機会があるといいですね。ウチでも録画が不調なときがありましたし。
 今年もよろしくお願いします。
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