晴れ時々スターウォッチング

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8月9日の火星

2024年08月13日 | 火星
8月9日に撮影した火星の記録です。


2024/8/9 3h02m42s μ210+Takahashi 2× Ortho Barlow+ADC+ASI290MC(UV/IRcut)
Shutter=9.034ms Gain=350 (58%) Duration=60s AS!3 25% of 5642 Drizzle1.5×



 撮影を開始したときの火星高度は34°、光度は0.9等、視直径は6秒です。中央経度は287°でちょうど中央に大シルチスが来ていました。中央緯度は-4.2°なので南半球は南極点まで、北半球は北緯70°付近まで見えているようです。



 撮影は露出60秒で11ショット連続で撮ることができたのでその11ショットをDe-rotationした画像がこちらです。今回もリンギングが発生したのでRegiStaxのウエーブレットは弱めにかけて画像処理もシャープ処理を控えめにしています。大シルチスの南にあるヘラス盆地が目立ってますね。

2024/8/9 3h06m μ210+Takahashi 2× Ortho Barlow+ADC+ASI290MC(UV/IRcut)
Shutter=9.034ms Gain=350 (58%) 1min×11 25% Drizzle1.5× De-rotation 11min



本日のまとめフォトで~す。WinJUPOSのグラフィックで比較してみました。


 撮影終了後に倍率270倍で覗いてみたのですが今回は中央にある大シルチスがはっきり見えました。もう少し高度があがるともっと見やすくなるのですが、火星は現在のおうし座から9月~10月はふたご座、11月にはかに座に移動するのでなかなか高度が上がらないですよね~。

 それに比べて木星はずっとおうし座にいるのでこれからどんどん見やすくなって存在感マシマシになります。さすが惑星の王者!自己アピールが強いですね。2024年は12月8日が木星衝です。


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