3月7日付Spaceweather.comに興味深い記事が載っていました。
なんと、彗星が火星にぶつかるかもしれない…という記事です。
いったいどういうことでしょう?記事を読み解くことにしましょう。
<WILL A COMET HIT MARS?> (Thursday,Mar.7,2013 Spaceweather.com)
NASAの分析によると、新たに発見された彗星2013 A1(サイディング スプリング)が2014年10月に火星のすぐそばを通過するようです。 2013年3月1日に得られた観測データは、彗星が赤い惑星の表面上わずか5万kmをフライバイすることを示唆しており、NASAは現時点では衝突の可能性を排除できないと発表しています。今後のアップデートをお待ち下さい。
リンク先のAsteroid and Comet Watchに詳しい記事が載っていたのでそちらも見てみましょう。
<Comet to Make Close Flyby of Red Planet in October 2014>03.05.13
[2014年10月,コメット2013 A1が火星をかすめるように通過]
NASAのジェット推進研究所による軌道計算では彗星は火星の表面上30万km以内を通過
することを示唆しており、可能性としてはそれよりはるかに近距離を通過することも十分考えられると発表しています。さらに,2013年3月1日の観測データの分析から「彗星は火星
の表面上5万kmを通過する可能性がある」と地球近傍オブジェクト・プログラム・オフィスは発表しています。
科学者たちは「現時点で得られたデータからは彗星が火星に衝突するかもしれないという可能性を排除できない状態にある」と述べています。
現在の計算では彗星が火星に衝突する確率は1/600である。今後の観測で衝突する可能性がなくなることを我々は期待しています。
彗星は、最接近時,火星上で0等級かそれ以上の明るさで見えると予測されています。地球からは肉眼彗星になることはなく2014年9月に南半球で8等級の明るさで見えると予想
されています。
こ~れは、びっくりです。
2013 A1は直径が50kmもあるので衝突したら大変なことです。ひょっとしたら、衝突の衝撃で火星の永久凍土が溶けて一時的な湖が出来るかもしれません。
まー、個人的な予想ではぶつかることはないと思いますが、まれに見る近距離フライバイには違いありません。…となると気になるのが、火星上でこの彗星がどのように見えるか?です。
で、調べてみました。火星上の観測地はキュリオシティくんがいる場所です。
ステラナビゲーターの場所を「火星」にするとこの画面が出てきます。
日本時間で2014年10月20日12時過ぎに地平線から彗星が昇ってきます。
しか~し、この時間は火星時間でまだ昼間なので多分見えないでしょう。
太陽が火星の地平線下に沈んだ頃、2013A1は天頂付近にあります。
この姿をキュリオシティくんは捉えることができるでしょうか?
火星には現在観測継続中のローバー・オポチュニティもあります。周回軌道には
マーズ・リコネッサンス・オービターもあります。これらの探査機がどのような
画像を捉えるかいまから楽しみですね。わくわく。
なんと、彗星が火星にぶつかるかもしれない…という記事です。
いったいどういうことでしょう?記事を読み解くことにしましょう。
<WILL A COMET HIT MARS?> (Thursday,Mar.7,2013 Spaceweather.com)
NASAの分析によると、新たに発見された彗星2013 A1(サイディング スプリング)が2014年10月に火星のすぐそばを通過するようです。 2013年3月1日に得られた観測データは、彗星が赤い惑星の表面上わずか5万kmをフライバイすることを示唆しており、NASAは現時点では衝突の可能性を排除できないと発表しています。今後のアップデートをお待ち下さい。
リンク先のAsteroid and Comet Watchに詳しい記事が載っていたのでそちらも見てみましょう。
<Comet to Make Close Flyby of Red Planet in October 2014>03.05.13
[2014年10月,コメット2013 A1が火星をかすめるように通過]
NASAのジェット推進研究所による軌道計算では彗星は火星の表面上30万km以内を通過
することを示唆しており、可能性としてはそれよりはるかに近距離を通過することも十分考えられると発表しています。さらに,2013年3月1日の観測データの分析から「彗星は火星
の表面上5万kmを通過する可能性がある」と地球近傍オブジェクト・プログラム・オフィスは発表しています。
科学者たちは「現時点で得られたデータからは彗星が火星に衝突するかもしれないという可能性を排除できない状態にある」と述べています。
現在の計算では彗星が火星に衝突する確率は1/600である。今後の観測で衝突する可能性がなくなることを我々は期待しています。
彗星は、最接近時,火星上で0等級かそれ以上の明るさで見えると予測されています。地球からは肉眼彗星になることはなく2014年9月に南半球で8等級の明るさで見えると予想
されています。
こ~れは、びっくりです。
2013 A1は直径が50kmもあるので衝突したら大変なことです。ひょっとしたら、衝突の衝撃で火星の永久凍土が溶けて一時的な湖が出来るかもしれません。
まー、個人的な予想ではぶつかることはないと思いますが、まれに見る近距離フライバイには違いありません。…となると気になるのが、火星上でこの彗星がどのように見えるか?です。
で、調べてみました。火星上の観測地はキュリオシティくんがいる場所です。
ステラナビゲーターの場所を「火星」にするとこの画面が出てきます。
日本時間で2014年10月20日12時過ぎに地平線から彗星が昇ってきます。
しか~し、この時間は火星時間でまだ昼間なので多分見えないでしょう。
太陽が火星の地平線下に沈んだ頃、2013A1は天頂付近にあります。
この姿をキュリオシティくんは捉えることができるでしょうか?
火星には現在観測継続中のローバー・オポチュニティもあります。周回軌道には
マーズ・リコネッサンス・オービターもあります。これらの探査機がどのような
画像を捉えるかいまから楽しみですね。わくわく。
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