

撮影システムは木星と同じにして、PLAN 5×+ADC+Apollo-C(UV/IRcut)で3ショット、 PLAN 5×+ Flip Mirror+Apollo-C(UV/IRcut)で2ショットほど撮ってそれぞれDe-rotationしました。
↓ で、こちらが顕微鏡対物レンズを使って撮影した火星ファーストショットです。

↓ こちらはFlip Mirrorを挟んで光路長MAXの拡大率で撮影した火星ですが、画像を見るとそれほど破綻はしてないように感じます。視直径が小さいからかPCモニター上ではかなり暴れていたのですがね~。

↓ で、これが拡大率の違いが分かるように並べてみた比較図です。これを見ると光路長MAXのFlip Mirrorシステムは火星に使えそうですかね~。ま、気流の状況によるとは思いますが…

さてさて、撮影した11月4日の火星Lsは355.7°だったので火星歴で考えると3月15日の1日目になります。となると火星の北半球は春の始まりで、南半球が秋の始まりとなります。その頃の気温はどのくらいなのかなぁ~と思って調べたらこんな感じでした。

ふむふむ、1日の気温差が80℃~90℃ですか~。海のない砂漠惑星だとこうなるのですかね~。火星移住後は地下都市にするのが良さそうですね。火星は大気が薄いのでたぶん隕石落下も多いだろうし、地上で住むのはリスクが多すぎますね。
さて、11月3日宵の口の土星からスタートしたニュー惑星カメラ(Player One Apollo-C)のテストですが、3惑星を撮影したところで終了~とはならないで、なんと、この後にISSの拡大撮影テストを行いました~!
ISS通過は04時47分なので、あと約30分後です。う~む、気がかりなのは飲み頃の温度にするためにキッチンに置きっぱなしにしてきた甘酒ですね~。これをいつ飲むか… とりあえずはISS拡大撮影の準備をしながらいつ飲むかを考えることにしましょう!笑
続きは次回のブログで~

〈追記.11/14〉
撮影時のシーイング
いつもアストロアーツの投稿を見ていただきありがとうございます。誰かに見てもらって反応をいただくと,大変励みになりますね。
さて,視直径9秒の火星がこんなにキレイに写るとは,すごくいいシーイングだったんですね!この,少し欠けた感じの火星は可愛くて好きです。火星らしいというか。しかし朝の4時に火星を撮った後,ISSまで狙うとはなんたる強者!しかも甘酒なしで!?とてもまねできません。でもこのシーイングですから,きっと抜群の写りだったんでしょう!期待しています。
どーもです。火星は視直径が小さいので木星撮影の時はそこそこの気流だと思っても火星を撮影するときは急に気流が悪くなったのかと思うほどシビアに影響をうけます。良像獲得にはシャッタースピードを速くすることと拡大率をある程度大きくすることがコツのように感じますが、なかなか難しいですね。
さて、ISSの拡大撮影ですがニュー惑星カメラなので適正露出を探るところからのスタートです。画角が2倍(面積比で4倍)になったので捕獲率は高くなったのですがそれをどうコンポジットするか、解像度を上げるためにどう画像処理するかで早くも迷宮のラビリンスに突入しています。なので、現在も鋭意画像処理中です。笑