

土星に望遠鏡を向けたのは12月18日以来なので約1か月ぶりです。1か月前の土星は中央緯度が5.78°でしたが1月19日の中央緯度は4.27°まで小さくなっていました。これから土星は3月24日の環の消失(中央緯度0°)に向かって環の傾きが小さくなっていきます。


2025/1/19 17h53m μ210+WREYMER PLAN 5×+ADC+Apollo-C(UV/IRcut) FocalLength=8650mm (F/36)
Shutter=60.64ms Gain=380 (79%) Duration=90s Autostakkert3 Drizzle1.5× 50% of 1484frame
〈撮影時のシーイング〉
↓ こちらは90秒露出を3枚 デ・ローテーションした画像ですが解像度は1枚画像より劣ってダメダメでした。

2025/1/19 17h52m μ210+WREYMER PLAN 5×+ADC+Apollo-C(UV/IRcut) FocalLength=8650mm (F/36)
Shutter=60.64ms Gain=380 (79%) Duration=90s Autostakkert3 Drizzle1.5× 50% De-rotation 270sec
今後の土星は2月9日に中央緯度 2°台に突入しますが、日没1時間後の高度が約10°なので拡大撮影は今月末が限界ですね~。
拡大撮影はできませんが2月25日には西の空低いところで水星と土星が離角1.4°まで接近するので天気が良かったらウオッチングして見ることにしましょう。


私も同じ日同時刻ころ土星を撮っていました。風もなく暖かい宵でしたね。写りは同じ感じで残念でしたが、なんか私は今シーズンの土星はダメでした。来シーズンはいよいよ環消失、かれこれ50年ちょい星を見て来ているので、4回目になるんでしょうか。前回は2010年?震災の前の年?ウームよく覚えていない。惑星カメラはなかったと思うので、眼視で見ただけなんでしょうね!
どーもです。前回の土星環の消失現象を国立天文台HPで調べたところ環の消失(中央緯度0°)が2009年9月4日で、太陽から見て中央緯度が0°になる環の消失(環面に日照がなくなる)は2009年8月11日でした。いずれも太陽に近いので観望は不可でした。観測記録を過去ブログで見たところイチバン環が細い土星観測は2009年1月5日に撮影した中央緯度-1.03°です。撮影記録を見ると2009年1月5日の土星はWEBカメラToUcamを使っていて時代の古さを感じます。笑
今回の環の消失(3/24-中央緯度0°)は日の出時の高度が2°なので観測は残念ながらできません。次回の環の消失(2039年7月10日-中央緯度0°)は日没時の土星高度が37°なのでこちらは眼視で観望ができそう…かな