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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

放射状の朝焼け雲の中で輝く金星

2012年09月11日 | 金星
ん!?…、タイトル長いな~

それはともかく、9月11日早朝のことです。目が覚めて何気なく外を見ると…

ほひょ? 空にサーチライトのようなようなものが伸びています。

2012.9.11 4:52:48 NIKON D90 f50mm ISO800 F3.5 1/320

はて? ショータイムの始まりでしょうか? 

太陽光を遮っているものが何か、気になります。

ショータイムは始まりませんでしたが、金星がきれいに輝いて見えました。

2012.9.11 5:37:54 BORG60 Powermate2× ISO400 1/2500

上記写真をトリミングしたところ…、

金星の形がクッキリ浮かびました。輝面比0.63です。

2012.9.11 5:37:54 BORG60 Powermate2× ISO400 1/2500(トリミング)

こちらは今朝の月…、新月五日目前の月齢24.2です。

2012.9.11 5:39:28 BORG60 Powermate2× ISO400 1/1250

月と金星の接近は9月13日です。

8月7日早朝の月・木星・金星

2012年08月09日 | 金星
8月7日早朝のISS拡大撮影直後に、

2012.8.7 03:34:02 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

気流チェックのために撮影した月…

気流が良かったので思いのほかキレイに写りました。

2012.8.7 03:41:44 D300mm F10 D90 ISO800 1/1000

処理なしのシングル画像です。

2012.8.7 03:40:51 D300mm F10 D90 ISO800 1/800

気流が良い時の月は見ていて飽きません。

2012.8.7 03:40:11 D300mm F10 D90 ISO800 1/1000

こちらは3時47分の木星、高度42°です。

2012.8.7 03:47:03 D300mm F10 D90 ISO800 1/1000

こちらは3時48分の金星、高度26°です。

2012.8.7 03:48:18 D300mm F10 D90 ISO500 1/4000

本日撮影した3天体と1人工衛星を並べてみました。


金星の光度は -4.4等 視直径 26.1" 輝面比 0.45 です。
木星は光度 -2.2等 視直径 36.5" 輝面比 0.99、
ISSは光度 -4.2等  視直径 58.0" のようです。

2012.8.7 03:33:10 D300mm F10 D90 ISO800 1/1250

気流が良いと言っても高度26°の金星はかなり揺れていました。

金星とプレアデス星団の接近

2012年04月02日 | 金星
金星とプレアデス星団がかなり近づきました。

しか~し、今日は昨日よりさらに曇っています。

2012.4.1 20:04:28 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

北極星がかすかにしか見えないため、ポタ赤の極軸を合わせるのに
かなり手間取ってしまい、大幅に時間をロスしてしまいました。

その間に金星とプレアデス星団はかなり沈んでしまって…

2012.4.1 20:06:47 BORG60n NIKON D90 ISO800 4sec

あっという間に電線ゾーンに突入! 撮影は10分で終了しました。

明日は、20cm反射で撮影できるほど接近するのですが、予報では
大荒れの天気のようで、撮影は多分…、無理です。残念!

金星とプレアデス星団

2012年04月01日 | 金星
金星がプレアデス星団に近づいています。

雲越しですが、記録のために撮影しておきましょう。

2012.4.1 20:01:46 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

最接近は4月3日ですが、予報では雨のようです

雲が切れるのをしばらく待っていたのですが…、

2012.4.1 20:02:12 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

雲はさらに厚くなり…、やがて金星も見えなくなって撮影会は終了しました。
(帰宅時間が遅かったため、タカハシのポタ赤を使用して撮影)

12月11日の金星

2010年12月11日 | 金星
今日の天気は…、ふむ、予報によると午前中はいいようです。
それでは、天気が崩れる前に金星を撮影することにしましょう。

今日の望遠鏡は20cmの反射です。気流が悪いのは承知の上ですが
あかつきがすぐそばにいる金星を強拡大率で、大きく写しましょう。

それにしても、残念です。惑星軌道に入ることがかなり難しいことだとは
理解していましたが、たぶん成功するだろうな~、と楽観視していました。

幸い、観測装置に異常が無いそうなので、今後の航行を見守ることにしましょう。

2010.12.11 10:20 ToUcam 60sec 1/1000 800frames

今日の金星は、光度:-4.6等 視直径:36.2" 輝面比:0.32 です。


2010.12.11 10:13 60sec 1/1000 700frames IR-Pass-Filter(685nm)

あかつきが無事軌道に載っていれば、1.01μmカメラ(IR1)が夜面に
見える地表の様子を撮影するはずだったのですが…残念です。


2010.12.11 9:57 ToUcam 60sec 1/100 1200frames


おまけの黒点「Sunspot 1131」

2010.12.11 11:07 45sec 1/1000 IR-Pass-Filter(685nm)

「Sunspot 1133 & Sunspot 1131」

2010.12.11 11:16 45sec 1/1000 IR-Pass-Filter(685nm)

11月21日の金星

2010年11月21日 | 金星
今日は朝から雲量ZERO!みごとな快晴です。

そろそろ昼間の金星が見える時期です。確かめてみましょう。

今日の金星は光度-4.5等級、視直径49.7″、輝面比0.14です。
最大光度は12月4日頃ですが、視直径が大きいので十分見えるはずです。

現在時刻、10時45分の位置は、方位が 26.574゜ 、高度が 36.572゜…
う~ん、眼視では見つかりませんね~、やはり双眼鏡ですね。

~捜索中~、

ほひょ、青空の中に1本のくもの糸のようなものがあります。はて?
あれれ、消えました…、何だろう? 流星痕でしょうか?

非常に細くて、きらきらと輝いて、角度にして1~2°の長さでした。

はて、なんだったのでしょう? 不可思議な現象でした。

それでは本命の金星をさがしましょう、…ありました!

さ~て、肉眼で見えるでしょうか? 双眼鏡を外して見てみると…、
ふひょ~、ありました。昼間の金星ゲットです。きれいですね~。

今度は望遠鏡で見てみましょう。反射は気流の影響を受けやすいので
6cmの屈折にしましょう。導入は太陽の赤経・赤緯からもっていきましょう。

太陽 赤経15h45m00s 赤緯-19°49′27″
金星 赤経13h41m41s 赤緯-11°08′09″
差  赤経-2h03m19s  赤緯+8°41′18″

赤道儀の目盛環をつかって…、赤緯を合わせて…、
次は赤経を合わ…、あら、なるほど、赤経の目盛環は
極軸を合わせるためのようです。う~む、

結局、望遠鏡を振り回して導入いたしました。ふう~

やっと見えました。きれいです。撮影に入る前に息子と妻にも
見せましょう。息子は中三ですので、天体の学習をしている頃です。

父「金星は内惑星だから…」
息子「知ってる。満ち欠けするんでしょう。」
父「そうそう、今日は細いぞ~」
息子「細いね~、あれ、太陽と反対側が光っているのは…、」
父「そう、望遠鏡は倒立像に見えるからね。」

などと話して観望会は終了!

今日の撮影システムはD60mm、f1,200mmの望遠鏡に直接
ToUcamを入れての直焦点撮影です。

青空の中の金星

2010.11.21 11:50 ToUcam 90sec 1/1000 700frames

次は金星っぽい色にしましょう。

「あかつき」が向かう金星

2010.11.21 11:47 ToUcam 90sec 1/1000 1200frames

金星探査機「あかつき」はいよいよ金星に到達します。周回軌道投入
のための制御エンジン(OME)の噴射は12月7日8時49分00秒だそうです。

実は、探査機を惑星軌道に乗せるのは日本の宇宙開発史上、初めての試みです。
いきなり最大の難関に立ち向かう「あかつき」…、地上から応援しましょう!

こちらはIR-PASSフィルタ(685nm)で撮影した金星

2010.11.21 11:47 ToUcam 120sec 1/1000 1200frames

こちらはおまけの黒点「Sunspot 1127」

2010.11.21 13:58 ToUcam 60sec 1/1000 700frames

夕方の空に並ぶ月・金星・土星・火星

2010年07月16日 | 金星
今日も天気は不安定…、

午前はお昼は午後はのち

夕方には天気が回復して、青空の中に月が見えました。
ほほう、今日はちょっと太った細い月…、ふむ五日月ですね。

おっと、そうです。月のそばには火星と土星があるはずです。
そろそろ水星も見える頃です。うまくいけば月と四惑星が並んだ
写真が撮れるかもしれません。雲はありますが挑戦してみましょう。

ということで西の空が見えるところにやってきました。

2010.7.16 19:32:19 NIKON D90 f18mm F6.3 ISO400 1/8sec

すでに金星は見えていますが他の惑星はまだ見えません。
うわっ、蚊がいっぱいいます。どうも蚊柱の中心に立ってたようです。

双眼鏡で見ると火星と土星は確認できますが、水星は見つかりません。

おっ、肉眼で火星と土星が見えました。時間は19時35分です。

2010.7.16 19:36:39 NIKON D90 f22mm F10.0 ISO640 1.0sec

土星・火星・金星と月がきれいに並んでいます。

2010.7.16 19:45:49 NIKON D90 f38mm F5.0 ISO640 1/2sec
惑星名が入った写真はこちら→photo

だいぶ暗くなってきましたが水星はまだ見えません。

2010.7.16 19:48:47 NIKON D90 f18mm F3.5 ISO640 1.0sec

水星の光度は-0.5等級、十分見えてもいい明るさですが、
この時間の高度が約3°なので、たぶん黒い雲の中でしょう。

まもなく20時です。星がたくさん見えてきました。

2010.7.16 19:57:53 NIKON D90 f18mm F5.0 ISO800 2.5sec

水星の高度が一番高くなるのは7月21日です。といっても高度は
19時30分でわずかに6.6°、19時45分で3.8°です。撮影はかなり
難しそうです。しか~し、透明度さえ良ければなんとかなるはずです。

18日には梅雨が明けそうなので、天気の具合を見ながら挑戦してみましょう。

夕方の空に並ぶ金星・火星・土星

2010年07月12日 | 金星
日中は曇っていましたが、夕方から空はきれいに晴れ上がり
薄明の空に金星・火星・土星が並んで見えました。

2010.7.12 20:05:35 NIKON D50 f18mm F4.0 ISO800 6sec

金星のすぐそばにはあるのはレグルスです。水星が見えるように
なるのは、もうちょっと後(4~5日後)のようです。

レグルスからおとめ座のポリマまで5つの星がほぼ一直線に
並んでいて、なかなかきれいな眺めとなりました。

2010.7.12 20:12:21 NIKON D50 f28mm F4.2 ISO800 8sec

今日は透明度がいいようです。星がきれいに見えます。
人工衛星も先ほどからいくつか通過しています。

ほひょ!?…、とびきり明るい衛星が通過していきます。
これは早速撮影です。なんでしょう?光度は0等級程度です。

2010.7.12 20:08:50 NIKON D50 f32mm F4.5 ISO800 8sec


2010.7.12 20:09:09 NIKON D50 f32mm F4.5 ISO800 8sec


2010.7.12 20:09:28 NIKON D50 f18mm F4.0 ISO800 8sec

かなり明るい衛星だったのでインターネットで調べてみました。
ありました!この時間通過する衛星で該当するのは「UARS」です。

UARS 0.8等級
見え始め  20:05:47 10° NW
最大仰角  20:08:51 59° SW
見え終わり 20:10:47 19° SSE

〈サテライトデータ〉
Identification USSPACECOM Catalog No.: 21701
International Designation Code: 1991-063-B

Satellite Details Orbit: 341 x 422 km, 57.0°
Intrinsic brightness (Mag): 2.7 (at 1000km distance, 50% illuminated)
Maximum brightness (Mag): -2.0 (at perigee, 100% illuminated)

Launch Date (UTC): 23:11, September 12, 1991

さらに調べると、この衛星はSTS-48から放出された上層大気観測衛星で
お値段が7億4000万ドル、大きさが6.8トンの巨大な衛星だということが
分かりました。衛星の写真もありました。

オゾン層を観測するための衛星だそうです。

本日通過する衛星の中ではISSに次いで2番目に明るい
衛星だったようです。ふ~む、これだけ明るくて大きい
衛星なら、拡大撮影すれば形が写るかも!?


さて、今日は透明度がいいので梅雨の晴れ間の天の川が
見えるかもしれません。夕食後、泉岳に行ってみることに
しましょう。天の川は見えるでしょうか?

この続きは、次回のブログで…。

金星とレグルスの接近

2010年07月10日 | 金星
今日は金星とレグルスが最接近する日…、

ここ最近の不安定な天気では無理だなぁ~、と思っていたら
なんと、久しぶりに太陽が顔を出して、天気は晴れ!
雲量は7~8ですが、夕方には晴れそうな気配です。

ということで、金星とレグルスの接近を撮影するために
プチ遠征してきました。遠征といっても自宅から車で5分ほどの
田んぼの中のあぜ道、西の空がほどよく見える場所です。

望遠鏡のセッティングしていると、
「こんばんわ~、何が見えるのかしら?」
と、犬のお散歩中のおばさまが最接近!
「あ!すみません。道をふさいでしまって…、今、金星の写真を撮るところなんです」
「金星って、どの星?」
「あの明るい星です…」といった瞬間に雲に隠れてしまい、
「あら、あの場所だけに雲があるわね~、あら、上にも星が見えるわよ」
「あ~、あの星はアークトゥルスです。望遠鏡でお見せしましょう!」
さっそく25mmアイピースでのぞいてもらうと、
「あら~、きれいね~、あら、すぐそばにも星があるわよ!」
おっと、それでは金星をぜひお見せしなければと思い、しばらく待ったのだが
金星が顔を出すことはなく、観望会は終了!おばさまは「蚊にさされないようにね~」
と優しい言葉を残して去って行きました。

さて、時間はまもなく20時です。20時を過ぎると角距離は59′58″になります。
おっと、やっと金星が顔を出しました。いい具合に晴れていきます。

2010.7.10 20:03:38 NIKON D90 f42mm F4.5 ISO800 2.5sec

すぐそばにレグルスが見えています。

2010.7.10 20:07:49 NIKON D90 f50mm F5.0 ISO640 5sec

金星の光度は-4.1等級、レグルスの光度は1.36等級です。

2010.7.10 20:15:16 SE200N 直焦点 D50 ISO800 2sec

金星とレグルスの光度差が大きいのでイメージ通りの写真が
なかなか撮れません。もう少し露出をかけたいところですが、

金星が露出オーバーになってしまいハレーションが発生してしまいます。
今後の課題ですね。


5月17日 月と金星の接近

2010年05月17日 | 金星
地球の自転と同じ方向に公転している月は1日で約12°東へ移動します。

今日の月と金星はこんな感じ…、

2010.5.17 19:18:37 NIKON D50 f48mm F4.8 ISO800 1/5


2010.5.17 19:19:40 NIKON D50 f65mm F10 ISO800 1sec

金星と月の接近は来月以降も見られます。7月・8月は4つの惑星が
集合するので、忘れないようにしないといけませんね。→2010年「月と金星の接近」

*メンテナンス・メモ
2枚目の写真にあるゴミを除去しようとミラーアッップしてダストブロワーを噴射した
ところ液化ガスが大量に噴出…、ローパスフィルターに水たまりが出来てしまった。
すぐ気化したがフィルタ上にはシミのような物が残ってしまった。原因はうっかり
ボンベを45度以上に傾けたこと…、いつも気をつけていることなのに残念。

自分ではどうにも出来ないのでニコンイメージングジャパンのHPから
修理センター Web修理受付けをする。Webで受付をすると送料が無料となり
宅配業者が自宅まで梱包セットをもって引き取りに来てくれる。便利である。
翌日ニコンから「見積り金額(税込): 2,100、修理完了予定日:2010年05月28日」
とメールが来る。D50は撮像素子がCMOSではなくCCDなので高感度で粒状性が良く、
個人的には気に入っているカメラです。