そろそろ来年の天文現象が気になる時期となりました。
そこで「2010年のぜひ見たい天体現象」を数回にわたって
紹介していくことにしましょう。
第1回は「月と金星の接近」です。
来年の金星は2010年1月11日の外合過ぎから10月28日の内合直前まで
西の空で宵の明星として輝きます。2月以降は毎月、金星と月の接近
が見られることになります。では、どのように見えるのでしょう?
ステラナビでシミュレーションしてみました。
(注:図はすべて日没時刻の様子です。背景は暗くしてあります。)
2月15日(月)「月齢1.2と木星と金星」
日没時の高度は月11°、木星8°、金星6°とかなり厳しい条件ですが、
場所を選べば見えない高度ではありません。この日は月齢1.2の月を
撮影することができる好条件の日です。
3月17日(水)「月齢1.5と金星」
日没時の月高度が15°もあるので「二日月と金星の接近」を
きれいな景色と一緒に写すことができます。
4月16日(金)「月齢1.9と金星と水星」
三日月と金星(-3.9等)と水星(1.5等)が並びます。
日没時の月高度は20°もあります。さらに上にはプレアデス星団も
あります。翌日の17日は月とすばるが接近します。(角距離1.5°)
5月16日(日)「月齢2.4と金星」
この日は月と金星が超接近します。角距離は約1°です。
残念ながら金星食は起きません。東南アジアでは見られるそうです。
6月15日(火)「月齢2.9と金星」
梅雨時ですが梅雨の晴れ間と合うと、夕焼けの中できれいな
接近を見られるかもしれません。
7月14日(水)「月齢2.6と水星・金星・火星・土星」
2010年見逃せない天体現象のひとつです。晴天率の悪い時期ですが
ぜひ見たい景色です。最もこの配列は2~3日続きますので見る
チャンスは十分あります。
8月13日(金)「月齢3.3と水星・金星・火星・土星」
こちらは惑星が集まっているので40mm位のレンズで撮影できるかも
しれません。ただ、高度が低いので水星はきびしいかも…、ちなみに
光度は水星(0.6等)土星(1.0等)火星(1.5等)金星(-4.3等)です。
9月と10月も金星と月の接近はありますが、日没時の高度が10°
程度ですので観望は難しいかもしれません。
そこで「2010年のぜひ見たい天体現象」を数回にわたって
紹介していくことにしましょう。
第1回は「月と金星の接近」です。
来年の金星は2010年1月11日の外合過ぎから10月28日の内合直前まで
西の空で宵の明星として輝きます。2月以降は毎月、金星と月の接近
が見られることになります。では、どのように見えるのでしょう?
ステラナビでシミュレーションしてみました。
(注:図はすべて日没時刻の様子です。背景は暗くしてあります。)
2月15日(月)「月齢1.2と木星と金星」
日没時の高度は月11°、木星8°、金星6°とかなり厳しい条件ですが、
場所を選べば見えない高度ではありません。この日は月齢1.2の月を
撮影することができる好条件の日です。
3月17日(水)「月齢1.5と金星」
日没時の月高度が15°もあるので「二日月と金星の接近」を
きれいな景色と一緒に写すことができます。
4月16日(金)「月齢1.9と金星と水星」
三日月と金星(-3.9等)と水星(1.5等)が並びます。
日没時の月高度は20°もあります。さらに上にはプレアデス星団も
あります。翌日の17日は月とすばるが接近します。(角距離1.5°)
5月16日(日)「月齢2.4と金星」
この日は月と金星が超接近します。角距離は約1°です。
残念ながら金星食は起きません。東南アジアでは見られるそうです。
6月15日(火)「月齢2.9と金星」
梅雨時ですが梅雨の晴れ間と合うと、夕焼けの中できれいな
接近を見られるかもしれません。
7月14日(水)「月齢2.6と水星・金星・火星・土星」
2010年見逃せない天体現象のひとつです。晴天率の悪い時期ですが
ぜひ見たい景色です。最もこの配列は2~3日続きますので見る
チャンスは十分あります。
8月13日(金)「月齢3.3と水星・金星・火星・土星」
こちらは惑星が集まっているので40mm位のレンズで撮影できるかも
しれません。ただ、高度が低いので水星はきびしいかも…、ちなみに
光度は水星(0.6等)土星(1.0等)火星(1.5等)金星(-4.3等)です。
9月と10月も金星と月の接近はありますが、日没時の高度が10°
程度ですので観望は難しいかもしれません。