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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

5月16日 月と金星の接近

2010年05月16日 | 金星
5月16日は金星と月が今年最も接近する日です。

仙台でも、きれいな接近が見られました。

2010.5.16 19:07:14 NIKON D90 f35mm F14 ISO800 1/4


2010.5.16 19:09:11 NIKON D90 f200mm F16 ISO800 1/2

薄明の中で見る接近は何とも言えない美しさがあります。


2010.5.16 19:08:49 NIKON D90 f150mm F14 ISO800 1/10

アジアでは金星食が見られたそうですが、日本で金星食が見られるのは
2012年8月14日の早朝です。今から待ち遠しいですね。

2007年の「月と金星の接近」はこちら→blog blog2






宵の明星

2010年03月08日 | 金星
そろそろ西の空に金星が見え始める頃です。
今日は夕方も天気が良かったので金星ウォッチングを
してみました。さて、金星は見えるでしょうか?

本日の日没は17時38分、その時の金星高度は11度…、
ふむふむ、見えない高さではありませんね。西の空が
開けている場所でウォッチングしてみましょう。

ただいまの時間は17時55分、日没から15分ほど過ぎています。
車を降りて西の空を探すと…、あ、ありました。はっきり見えます。

2010.3.8 18:05:10 D90 ISO640 F5.6 1/40 50mm 高度6.2°

高度は低いですが予想以上にはっきり見えます。

2010.3.8 18:08:51 D90 ISO640 F5.6 1/8 92mm 高度5.5°

光度は-3.9等級ですが高度6°では大気減光で-2.4等級です。

2010.3.8 18:09:16 D90 ISO640 F6.3 1/10 200mm 高度5.5°

3月17日は二日月と並ぶのでフォトジェニクな景色が見られます。→blog
3月下旬になると日没時に水星と並ぶのでこちらも見逃せませんね。
おまけの写真「金星と飛行機」photo

水星と火星は今どこに?

2008年11月30日 | 金星
夕方、西の空で金星と木星がきれいに並んでいます。

日没10分後にはもう金星が見えています。薄明中の金星は
いかにも宵の明星という感じでとてもきれいですね。


薄明が終わる時間になると、金星は本来の明るさで輝きます。
金星は現在…-4.1等級、1等星の約100倍の明るさです。
(実際は大気減光があるので高度10°では1等級減となります。)

肉眼で見える惑星は水星、金星、火星、木星、土星です。
土星は朝方見えますが、水星と火星は今どこにいるのでしょう?

水星と火星は現在、昼間の空にいます。
しかも太陽のすぐそば、東側にあります。

ステラナビゲーターで位置を確認すると…

ほほ~、水星と火星が仲良く並んでいます。角距離は33分。
ちょうど満月一個分です。
なんと青空の向こうで水星と火星が接近していたのです。

この様子は太陽観測衛星SOHOのLASCO C3画像で
見られます。

なるほど、現在太陽はさそり座にいるようです。
SOHOのLASCOC3画像を開くと水星と火星が
これから離れていく様子が見られます。
リンクはこちらLASCOC3

さて、金星と木星が一番接近するのは12月1日です。
角距離は2°ですので、ほどほどの接近ですが
月齢3の四日月がすぐそばにくるので、きれいな
夕景となることでしょう。晴れていたら必見ですね。

月と金星の接近

2008年11月01日 | 金星
夕方、金星と月と木星がきれいに見えました。

宵の明星と月の接近は、昨年の6月以来ですので
実に、1年半ぶりです。久々に見るとやはりきれいですね~。
美しいです。ビューティフルです。

今日の月は月齢3の四日月です。しかし高度が低いですね~。

秋は黄道が傾いる時期で、しかも今日の月は黄道よりも低い
位置にあるので、17時の高度がわずか…10度です。

低い位置ですが、黄道が寝ているぶん月は起き上がって見えるので
形としては最もポピュラーな三日月になりますね。


日没が早くなっているので17時頃はまだ木星がきれいに見えています。
さて、今日の気流はどうでしょうか? 望遠鏡を木星に向けてみました。

ふむふむ…あまり良くはありませんが、この時間は大赤斑が見えている
はずです。ToUcamで撮影してみましょう。写るでしょうか?


ふ~む、かすかに写っているようです。左上にクリーム色の楕円が
あります。これが大赤班です。少し離れてみると分かります…。

木星の観望時期はいよいよ終わりですね。さ~て、これからは
輪の消失が近づいている土星ですね。土星の出は01時52分です。
いよいよ観望好機です。

輪が完全に消失するのは8月ですが、その時期は太陽の近くに
あるので観望はできません。観望できる期間で輪が一番細く見える
のはこの年末年始です。チャンスを待ちましょう。



金星と木星の接近

2008年02月02日 | 金星
早朝、東の空で金星と木星が接近しています
昨日(2月1日)は金星と木星が縦に並んでいたのですが、
曇っていて見ることはできませんでした。

今日(2月2日)は金星と木星が横に並びます。

金星と木星が地平線から出てくるのは4時45分ごろ‥
薄明開始が5時11分、金星と木星の高度10°になるのは5時55分ごろ‥
そのころは薄明が進んで恒星はほとんど見えなくなるかなー。

ふ~む撮影場所は東の低空が見えるところ‥4時起きして撮影ポイントに行き
木星と金星が見えてくるのを待つ‥。よし、撮影場所は近場の公園だな。
車で5分、駐車場有り、裏山を登ると南東方面に水平線が見えるところ‥。

‥と、ここまでは昨夜のお話。

ジリリッ‥目覚ましを止めて窓の外を見る。ん、月が見えてる‥
よ~し!お出かけです。カメラ一式をもって見晴らしの良い公園に到着。

う~ん、もう見えている時間ですが、低空は案の定見えませんね。
高度が高くなると見えてくるでしょう。

待つこと十数分‥見えてきました。ほほう、並んでます。
写真を撮るには前方の木がおじゃまなので、場所を変えて撮影‥

2月2日5時19分 TAMRON XR DiⅡ18-200mm F3.5-F6.3 
125mm F6.3 露出3秒

金星と木星は角度にして35分(やく満月1個分)ほど離れています。
「えー、この間に満月が入るの~!?」 と思ってしまいますが、
満月の大きさは、そんなもんです、ハイ。

さて、その月ですが、月齢が24.6で、さそり座の中で
輝いていました。月の上にアンタレスが見えます。

2月2日5時20分 TAMRON XR DiⅡ18-200mm F3.5-F6.3
28mm F4.5  3秒露出

この後、急速に雲が広がり撮影終了。

明日以降、金星は左下へ移動して木星から離れていきます。
月は東へ移動して4日の早朝に金星木星と並びます。
晴れていればフォトジェニックな眺めになることでしょうね。
でも‥期待すると晴れないんですよね~、この頃の天気は‥。

月・金星・レグルスの接近

2007年10月07日 | 金星
10月7日早朝、東の空で月と金星とレグルスの接近が見られました。

03時頃から雲がモクモク‥
月と金星とレグルスは見えるのですが
土星は雲にかかってどうしても見えません。

結局、土星が見えないまま薄明となりました。残念!
それにしても東の空から南の空にかけてはにぎやかですね。
3つの惑星と冬の星座たち‥フォトジェニックな光景です。

月と金星の接近 ギャラリー Part 3

2007年07月20日 | 金星
今日は月と金星の接近ギャラリーの最終回
「ベストフォト編」です。


             「Moon and Vernus with Gemini」

 5月20日の日没時刻は18時46分、天文薄明が終了するのは20時33分。その時刻、ふたご座の中で一番高度が低いη星はわずか6°の高さ。しかも光害が強いので3等星が見えるかどうかという状態。この状態でふたご座の全体像が写るかどうか疑問でしたが固定撮影でいとも簡単に写りました。最近のデジカメはすごいですね。露出オーバーで月の形が見えなくなってしまいましたが、金星と月の接近ギャラリーの中では、この写真が間違いなく「ベストフォト!」です。

月と金星の接近 ギャラリー part2

2007年07月19日 | 金星
今日は月と金星の接近「星景写真編」をお送りします。


               「冬鳥の舞う伊豆沼の空に輝く金星と月」

コメント:デジカメを持ち合わせていなかったため携帯電話で撮影。月齢1.4の細い月と金星が冬空の中で輝く様子は今思うと一番きれいであった。そして何より驚いたのは伊豆沼で見る夕空の美しさである。西には茜色の空が広がっているのに天頂から東にかけて紺色の空が広がり、そこには冬の星座が手に取るように輝いていた。刻々と変わる空の色と輝き始める冬の1等星は見ていてあきることがなかった。
   


               「仙台の夜景に浮かぶ月と金星」

コメント:自然の中で見る星の美しさは言うまでもないが、都会の中で見る星はまた違った趣を醸し出すものである。伊豆沼で見た月と金星は幻想的であったが、仙台の夜景の中で見る月と金星は、どこかおしゃれに見えてくるから不思議である。
 


                    「春霞と月と金星」

コメント:春は霞の季節である。透明度は悪くなり、雲はないのに星が滲んで見える。天体写真を撮影するにはおじゃま虫な春霞も、ときには心にくい演出をしてくれる。今日の天然フィルターはディフュージョンフィルターかな?いやフォギー級かな?などと考えると、霞でも楽しく写真が撮れます。



                   「田んぼにゆらめく月と金星」

コメント:梅雨入り前は天気が安定してきれいな星空が見られる日があります。田植えを終えた水田に月や惑星が映る景色が見られるのもこの時期です。カエルの声を聞きながら撮影する天体写真もまた風情があります。



               「夕焼け雲の向こうに輝く金星と月」

コメント:仙台ではなぜか6月にあざやかな夕焼け雲が見えることがある。梅雨の時期なのになぜだろう?と考えることしばしば‥。薄雲を通してみているのに春のように滲むことはなく意外とよく見える。この後、仙台は雨期に入り、しばらくは雲の底だけを眺める日々が続く。ベガが天頂に見える頃、仙台に短い夏がやってくる。


今日は月と金星の接近「星景写真編」をお送りしました。
明日は、月と金星の接近「ベストフォト編」をお送りします。

月と金星の接近 ギャラリー

2007年07月18日 | 金星
7月17日(火)は7回目の月と金星の接近でしたが
残念ながら仙台では見ることができませんでした。

2月から毎月きれいな接近を見せてくれた
月と金星を写真で振り返ってみましょう。

2月19日(月) 月齢1.4  金星-3.9等級 視直径11.5" 太陽離角27.208°

*撮影地:伊豆沼 17h56m 携帯電話で撮影 


3月21日(水)月齢2.0 金星-4.0等級 視直径12.9" 太陽離角33.759°

*撮影地:仙台 19h37m NIKON D50 200mm F6.3 露出1.0秒 固定撮影


4月20日(金)月齢2.6 金星-4.1等級 視直径15.2" 太陽離角39.726°

*撮影地:仙台 18h22m NIKON D50 200mm F6.3 露出1/60秒 固定撮影


5月20日(日)月齢3.3 金星-4.2等級 視直径19.2" 太陽離角44.215°

*撮影地:仙台 19h18m NIKON D50 200mm F7.1 露出1.0秒 固定撮影


6月18日(月)月齢3.0 金星-4.4等級 視直径26.2" 太陽離角45.074°

*撮影地:仙台 19h47m NIKON D50 BORG60 直焦点 露出3.0秒 ガイド撮影


今日は金星と月の接近ズームアップ編をお送りしました。
明日は金星と月の接近「星景写真編」をお送りすることにいたしましょう。

昼間の月と昼間の金星

2007年07月10日 | 金星
7月9日(月)早朝、快晴の空が広がっています。
天頂付近では月齢24の月が青空をバックに輝いています。


チャンスです。7月12日に最大光度をむかえる金星を昼間の空で探してみましょう。

雲はないのですが透明度が良くないようです。
双眼鏡でははっきり見えるのですが眼視では見えません。

口径4cm、倍率15倍の望遠鏡で見てみましょう。
この望遠鏡はガリレオの初期の望遠鏡に性能が近いので、ガリレオ望遠鏡で
金星の満ち欠けが本当に見えたのか確かめることができます。

驚きです。見えました!確かに満ち欠けしています。

5月、6月に見たときは視直径が小さかったからか、はっきりは見えませんでした。
暗くなってからではまぶしすぎて形は分かりません。今日ははっきり形が見えます。

昼間見る金星は青空をバックにゆらゆら揺れてとても神秘的です。

こちらは20cm反射望遠鏡でコリメート撮影した金星。


そして、こちらが拡大撮影した金星。

今日の月と形がそっくりですね。

この週末は梅雨の晴れ間が続き、スターウォッチングを十分楽しむことができました。

残念ながら、明日からはまた梅雨空が続くようです。もう一日晴天が続くとプレアデス星団の食が好条件で見られるのですが‥難しいようですね。