ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

爪あと

2018年09月05日 | ノンジャンル
短時間ではあったが、猛烈な風雨となった台風。

ピークを過ぎて、そろそろ帰ろうと、事務所の
ビルを出ると、いつもの景色は一変していた。

無数に散らばる木の葉や枝、ゴミや看板、剝れた
屋根、店舗のテント、崩れた外壁、倒れた街路樹。

道路に散乱しているので、注意が必要だったが、
それよりも、信号が風で曲がって、見えないとか、
故障で消えているとかが多く、かなり神経を使った。

家に着くと、状況はさらにひどく、エントランスの
ガラスはほとんど割れ、破片が散乱。
樹木は倒れ、あたり一面を木の葉やゴミが覆っていた。

自室はと言えば、ベランダの隣家との仕切りが
飛ばされてしまっていた。

下に散乱しているのは、ベランダから
飛ばされたものが多く目立つ。

ゴミ箱や物干し竿、サンダルやホウキ、衣装ケース、
エアコンの室外機など、ピーク時に表にいたなら、
とんでもない事だったろう。

スッキリしたなどと感じていたことが、非常に
不謹慎だったと反省した。

それよりも、空港の事故には驚かされた。
私が帰国したのは2日なので、わずか2日間の違いで、
とんでもない状況に陥るところだった。

現地での経過が順調でなければ、帰国が順延されて
いたかもしれなかったからだ。

いずれにせよ、ここ何十年と経験したことのない
暴風雨であった。

昨日の台風がうそのような晴天の穏やかな
日となった今日は、片付けや復旧にみな忙しい。

台風が来たのは仕方がない。
それを嘆くよりも、頑張らなあかんという
商魂たくましい大阪人としては、また新たに
今日からという事なのである。