ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

TO YOU

2009年07月07日 | ノンジャンル
挨拶というのは、他人、つまり相手に対してするもので、
実は相手のためを思っての言葉である。

おはよう

こんにちは

こんばんは

おやすみなさい

相手のためなどと言葉にすると、少し大仰なようだが、
個人の尊重を重視する西欧の表現においてわかりやすい。

GOOD MORNING

GOOD AFTERNOON

GOOD EVENING

GOOD NIGHT

いずれもGOODがつく。
自分にも、他人にも良い日もあれば悪い日もある。
だが挨拶では常にGOODである。

これは、後に「TO YOU」がついているのが
省略されているだけなのである。
つまり、相手に対し、貴方にとって良い朝、良い午後、
良い夕べ、良い夜でありますようにという挨拶なのである。

日本の挨拶で最もわかりやすいのが、年末に交わされる、
「どうぞ良いお年を」という挨拶であろう。

普段、あまり意識しないで挨拶を交わしているが、
相手にとって良いことを願うということを、少し頭に
おいておけば、自身にとっても気持ちの良いものに
なるだろう。

皆が相手に向けて、良き時を願うというのは、すばらしい。
挨拶ができないのは、人のことを想えないからだとすれば、
人として恥ずかしいことではないか。
習慣として、させられる挨拶ではなく、自ら声をかけていく
挨拶でありたいと思っている。

今宵、様々な願いを胸に七夕を迎えられる皆様に、
良きひと時を過ごされん事をお祈りします。