ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

情報提供

2006年07月16日 | Weblog
情報を入手するのに私は情報公開制度を頻繁に利用していますが、これとは別に「情報提供」と言う形で、いとも簡単に情報を手に入れることが出来る場合もあります。

公文書を特定するために私はまず担当課に電話を入れることにしています。
「情報開示請求をしたいのですが、開示請求する公文書名をどのように書いたら良いのか教えてください」と、担当課に電話を入れます。

そうすると、
「その文書なら情報公開の手続きを取らなくても開示できます」との返事がかえってくることが時々あります。(正直言って、ちょっと拍子抜けしますが・・・)

情報公開と情報提供の違いは、前者は請求者の請求があって初めて公開されますが、情報提供は請求の有無にかかわらず,広く一般に情報を発信するものを指すようです。

情報提供の場合の取扱方法はさまざまです。
我が浦安市は、情報公開と同じようにコピー一枚につき10円の請求がおきますが、全く無料のところもあります。

その出し方も、窓口対応で行われる場合もあるかと思うと、FAXで対応してくれてしまう、とても簡単な扱いの市町村もあります。

先般、私は入札時における不正の取り扱い期間を調査した時、お隣の市川市はこちらが電話で御願いした数日後にFAXでデーターを送ってきてくれました。勿論、手数料は無料でした。
同じことを佐倉市に申し込みをしましたら、情報公開の手続きを取るように言われました(結果、開示請求の手続きを踏み、手に入れることは出来ましたが)。

また、浦安市が県に提出したある文書を見るために県に問い合わせをしたら、数日後には「情報提供します」と言う事で、FAXで送られてきました。
一方、浦安市はその文書を見るには開示請求手続きをとることを要求してきたので、(県の応対の良さは伏せて)とりあえず開示請求を行いました。

全く同じ公文書でも、県と市とではこんなにも取り扱い方法が異なるものなのかと感心しています。

この違いは、「基本的に情報は誰のものなのか」の認識の違いに由来するのでしょう。もっと言えば、「行政は誰の為にあるのか」の認識の違いと言えるでしょう。

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