ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

ネットによる開示請求 その1

2006年07月12日 | Weblog
私は市議になり自分の市以外の情報も開示請求をして来ました。龍ヶ崎市、前橋市、川崎市、船橋市、佐倉市、松戸市、柏市、千葉県・・・、枚数にするとどれくらいになるのか自分でも検討がつかないぐらい大量な数を請求してきました。

費用は何処も、1枚につきコピー代10円、そして直接取りに行かないで郵送で送ってもらう場合はその送料を事前に小為替にして送ります。佐倉市はこれ以外に一案件につき一律300円が加算されます。ですので、例えば10案件の開示請求をすると、コピー代とは別に300円×10=3000円がかかる仕組みです。

幾ら費用がかかろうが、必要な資料ですので、経費をケチることなく各市に開示請求をして来ました。
この経費は市議としての活動に必要不可欠なものと思ってきました。

ところが最近とある事で、神奈川県逗子市のことを調べていたら、開示請求がインターネットで出来ることがわかりました。
一瞬目を疑ったのですが、間違いなく同市のホームページには「インターネットでの公開」が制度として認められているのです。インターネットでの公開希望者は当然公開(閲覧等)の費用は「無料」です。

早速私は7月3日にネットで「議長の政務調査費」を開示請求してみました。
基本的に同市は7日以内に決定が出る制度になっています。
因みに我が浦安市は14日以内と、逗子市の倍の時間になっています。

何らかの理由で7日以内に公開の決定が出来ない場合は、その理由を附し最高30日まで期間延長が出来る仕組みになっています。
こちらも、我が浦安市は2ケ月の延長ができ、逗子市と比較すると倍の日数が行政には認められ、開示請求をする市民にとっては浦安市は逗子市よりも「不利」な状況になっているわけです。


そして、3日に開示請求したものが、本当に11日にメール(添付)で送られてきました。
申し込み時に設定したパスワードを所定の枠に入れると、請求していたものが自分のパソコン上に出てきました。

脱帽です!

日本全国調べても、ここまで進んだ情報公開制度を作っているところは他に見当たらないのではないでしょうか。

逗子市は入札制度を大胆に改革している市ということで、昨年の今頃視察をした
ことがあるのですが、情報公開も先進地です。
それも、超「先進地」です。
「市長交際費」を廃止し、「市交際費」に切り変えを行った市でもあります。

早速情報公開をテーマに視察の申し入れを本日行いました。
来月早々に訪問することとなりましたが、今からワクワクしています。

市民への「サービス度」が我が浦安市とは比較にならないほど高い市と言えます。



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