講演中の中村哲医師
市川市で活躍している「憲法とあゆむ市民の集い連絡会」主催の「アフガンの地から平和憲法を考える」の講演会に行ってきました。
1984年からパキスタンの北西辺境の首都ペシャワールに赴任し、医療活動と共に食糧援助や、飲料水と農業用水確保の為に井戸を掘ってきた中村哲さんのお話でした。
特別な気負いも無く、淡々とアフガニスタンでの医療活動や農業用水路工事に関わっているお話は、聞く私達の心を打つものがありました。
アフガニスタンの人々は、「お金が無くても食べていけるが、雪がないと食べていけない」と言うぐらい、山々の雪どけ水が豊かな農地を作ってきました。
しかし、地球温暖化が進むにつれ、雪の絶対量が減り、その結果干ばつになり、国民の半分以上が被災しています。
中村医師は、飢えや渇きは薬では治せないということで、医者でありながら井戸掘りを始めました。
2005年11月時点で、その掘った井戸の数は1400箇所に達するそうです。
また、アフガニスタンでは「食糧は自分達で生産する」という農村生活の鉄則が干ばつで破壊されているので、かんがい事業も行い、地下用水を利用した「カレーズ」を40箇所に作っています。
最後に中村医師は、アフガニスタンでの事業を通して、世界中を席巻している迷信から自由になれることを語りました。
①世界中を席巻している《迷信》(お金さえあれば、経済さえ豊かであれば幸せになれるという迷信)から自由になれる
②武力があれば、軍事力があれば自分を守れるという《迷信》から自由になれる
現地の人々の望むことを一緒にして行くことが、自分たちを守る一番の強力な武器、安全保障になっているそうです。
武装し、セキュリティーに守られてアメリカ資金で道路工事をしていたトルコの会社が、三回も誘拐事件に会い、誘拐された人は遺体で発見されたそうですが、武器を持たず現地の人の望むことをしてきた中村医師たちは襲われたことなど一度もないとのことでした。
実体験からの言葉は、とても説得力がありました。
市川市で活躍している「憲法とあゆむ市民の集い連絡会」主催の「アフガンの地から平和憲法を考える」の講演会に行ってきました。
1984年からパキスタンの北西辺境の首都ペシャワールに赴任し、医療活動と共に食糧援助や、飲料水と農業用水確保の為に井戸を掘ってきた中村哲さんのお話でした。
特別な気負いも無く、淡々とアフガニスタンでの医療活動や農業用水路工事に関わっているお話は、聞く私達の心を打つものがありました。
アフガニスタンの人々は、「お金が無くても食べていけるが、雪がないと食べていけない」と言うぐらい、山々の雪どけ水が豊かな農地を作ってきました。
しかし、地球温暖化が進むにつれ、雪の絶対量が減り、その結果干ばつになり、国民の半分以上が被災しています。
中村医師は、飢えや渇きは薬では治せないということで、医者でありながら井戸掘りを始めました。
2005年11月時点で、その掘った井戸の数は1400箇所に達するそうです。
また、アフガニスタンでは「食糧は自分達で生産する」という農村生活の鉄則が干ばつで破壊されているので、かんがい事業も行い、地下用水を利用した「カレーズ」を40箇所に作っています。
最後に中村医師は、アフガニスタンでの事業を通して、世界中を席巻している迷信から自由になれることを語りました。
①世界中を席巻している《迷信》(お金さえあれば、経済さえ豊かであれば幸せになれるという迷信)から自由になれる
②武力があれば、軍事力があれば自分を守れるという《迷信》から自由になれる
現地の人々の望むことを一緒にして行くことが、自分たちを守る一番の強力な武器、安全保障になっているそうです。
武装し、セキュリティーに守られてアメリカ資金で道路工事をしていたトルコの会社が、三回も誘拐事件に会い、誘拐された人は遺体で発見されたそうですが、武器を持たず現地の人の望むことをしてきた中村医師たちは襲われたことなど一度もないとのことでした。
実体験からの言葉は、とても説得力がありました。