ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

食器購入 その(5) 入札は高くつく

2005年05月11日 | Weblog
食器購入に関する話を続けます。

平成16年2月6日の入札結果を今回もコピーします。

実は、この日の入札結果は重大な問題を含んでいるのです。単に食器の価格が「異常に高い」入札結果だったと言うだけでなく、入札が公正に行われたのかどうかを疑いをかけられても不思議ではない数字が秘められているのです。

㈱アイホー  6、825、000円(一枚単価525円)
㈱上野製作所 6,838,000円(一枚単価526円)
㈱オーエルシー・キッチンテクノ
       7,085,000円(一枚単価545円)
㈲日東厨房設備
       6,799,000円(一枚単価523円)
日本調理機㈱ 6,890,000円(一枚単価530円)
㈱フジマック 6,955,000円(一枚単価535円)

㈱アイホーが入札で入れた金額一枚525円の数字ですが、なぜ同社は525円の数字を入れたのでしょうか?
同社は本当にこの入札に参加して、一円でも安い、場合によっては「一銭」でも安い価格を提示して、この入札で落札者となり仕事を取るつもりがあったのでしょうか?

その姿勢は同社に関しては全く無かったと、私は思います。
㈱アイホーはなぜ《525円》もの「高値」で札を入れたのでしょうか。

一般常識的に考えると、浦安市の指名競争入札で指名を受け入札に参加できたのですから、「何としでも落そう」と思います。
もし今回の入札で落札者となれば、700万円以上の取引が成立するのです。

「メラミン食器・皿」の売買ですから、製造メーカーから「仕入れして」、決められた期日に決められた場所に「運ぶ」だけで良い仕事です。
腐りとか賞味期限とかがあるわけでもなし、「出来不出来」による「返品」もまずありません。

指名を受け、入札に参加するには、結構それなりの「手間隙」がいります。
入札に立ち会って分かったことですが、入札に参加するには、落札日に「落札金額」と「設計書」を持って、入札会場に出向かなければなりません。
今回指名を受けた六社の会社所在地ですが、㈱オーエルシーは浦安市内、㈱フジマックが船橋市内、それ以外は千葉市にあります(支店、営業所の所在地は不明)。

入札事務そのものは、一件10分もかからない簡単なものですが、それでも設計書を作成し、担当者を入札日に遠くから送り込むのはそれなりの負担になります。
そこまでの負担を強いられて、なぜ真剣に取り組まないのか不思議でなりません。

㈱アイホーは《525円》なんて言わずにもっと安い価格で入札に参加できたはずです。

と言うのは、㈱アイホーは入札によらない随意契約で浦安市と取引をする時はもっと安値でしているのです。

平成15年8月1日、512円で300枚を浦安に売っています。
平成17年2月10日には515円で1200枚を浦安に売っています。
平成16年の入札では、何故525円もの高値で札を入れたのでしょうね?

この会社、本等に落札する気があったのか疑わしくなるのです。

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