ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

憲法集会

2005年05月03日 | Weblog
     会場の外に設けられたオーロラビジョン


今日5月3日は憲法記念日。
日比谷公会堂で開かれた憲法集会に参加しました。

定刻を少し遅れて会場に着いたのですが、会場はもう一杯で中には入れません。
主催者が用意しておいたオーロラビジョンを通して、会場内の様子が映し出されています。私の様に溢れたたくさんの人がそのオーロラビジョンの周りに座り込み、話に聞き入っています。遅れて行った私は遥かかなたから話を聞くことになりました。

山崎朋子さん(ノンフィクション作家)、小林武さん(愛知大学教授)、志位和夫さん(日本共産党委員長)、福島みずほさん(社会民主党党首)達が夫々の立場から今の憲法を守る必要性を力説されました。

山崎朋子さん:
女性史特にアジアの女性史を研究してこられたお立場から、「憲法9条こそ私たちの命です」と訴える姿は迫真のものがありました。

小林武さん:
今の憲法は、「権力には厳しく、国民には優しい」ものだが、これを根底から変えようとしている。憲法99条は天皇、摂政、国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員に「憲法尊重擁護義務」を課しているが、改正により国民に遵守義務を追わせようとしている。

志位和夫さん:
憲法9条があるから、イラク戦争でも後方支援だけしか出来ないが、9条をなくし、イラクのような戦争でアメリカと一緒に戦争をしたがっているのが、今の改憲勢力である。戦争国家になって誰が喜ぶのか。戦争の無い世界を求める動きは世界の趨勢となっている。憲法9条をなくすことは国際社会で孤立することは火を見るより明らかである。

福島瑞穂さん:
今の憲法は、女性にも男性にも、お年寄りにもハンディキャップのある人にも「元気で良い」と励ましてくれ、自己実現の権利を認めている。しかし自民党改正案は、25条の「生存権」、24条の「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」の見直しを言っている。今の政治状況で、憲法「改正」により良くなることはあり得ない。

どの人も会場外のオーロラビジョンに聴き入り、時には拍手で声援を送り、場は熱気に溢れていました。

終了後、数寄屋橋までデモ行進を行いました。
このデモ行進にバンドも加わり、聖者の行進を演奏しながら、道行く人々に「憲法改正反対」を訴えました。

参加者数:主催者発表5000名以上

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