爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

11-04-15(金) カタクリ咲く

2011年04月15日 | ウダウダ日記


                    カタクリ

ブドウのための棚を作る・・・、とは言っても頭上に針金を張り巡らすだけだが。
既に芽が動き始めており、誘引する際に着いた傷口からは水が滴り落ちる。
初夏を思わせる温かさ、少し動いただけで汗ばむ陽気。
タイツもセーターも脱ぎ捨て、シャツを腕まくりして丁度いい。

北東北の河川の殆んどは、雪シロ最盛期。
2年前のサクラマスの遡上量から推測するに、今年はヒカリの当たり年だったはず。
だが、なかなか出かけられないもどかしさ。
この高水が収束する頃にはヒカリは降海し、代わってヤマメの活性が最高潮。
その頃になれば一度は行けるかあの川へも・・・。

 

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11-04-14(木) パーフェクト

2011年04月14日 | へら鮒釣り



快晴微風だと思ったが、三本松は意外に風が巻いていた。
オラが朝一番で、その後次々と釣り人が増えて、一時は10人ほどが竿を出す。
示し合わせた訳ではないが、偶然にもH氏も登場。
しかし近年不調続きの三本松は、予想通り今日もまた絶不調。
被災地への支援物資関連の小用でお昼前後の3時間を中座して実釣4時間、オラの浮子はただの一度も動くことのないパーフェクトゲーム。
東側の常連さんの竿が何度か綺麗に弧を描くシーンは目撃したが・・・。
日本中自粛ムードにある中、多少の後ろめたさを感じつつの魚釣りはやはり集中力に欠ける。
益々ストレスを溜め込むことになってしまったオラ、次回はヤマメ狙いか。

 

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11-04-13(水) 春本番

2011年04月13日 | ウダウダ日記


                   キクザキイチゲ


今朝もまた黄砂の襲来、遠くの景色はかすみ、朝の光は異常に赤い。
南西の強風はまだ冬枯れのままの立ち木を激しく揺すり、轟音を立てながら吹き抜ける。
庭に堆積していた濡れ落ち葉が乾燥し吹き飛ばされた跡には、様々の植物の芽が現れた。
クマガイソウ、クリンソウ、オキナグサ、クロユリ、アマナ・・・etc.
津波被災地大船渡市からは県内一早くソメイヨシノの開花宣言。
この県南沿岸部の標準木が開花して10日後には、内陸部のあちこちでも桜が咲き出す。
いよいよ春本番である。

 

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11-04-12(火) 時空を超えて

2011年04月12日 | ウダウダ日記


                    ショウジョウバカマ


クルマには黄砂なのかスギ花粉なのか、汚れがこびりついている。
雲の流れは速いが、青空が広がる釣り日和。
朝飯もそこそこに三本松へと走る。
南側の堤防に立つと真っ向から吹き付ける北西風。
オラの腕では、この波立ちの中ではとても釣りになりそうにない。
家を出るときにエサを作ってきたのだが、結局釣り台をださぬまますごすごと引き返す。

気圧配置は西高東低の冬型、庭仕事をするにも寒そうだ。
夕方のプロ野球開幕戦まで何もすることがない。
テレビは深刻の度を増した原発問題に終始。
あれだけの事故が発生していながら、当初はレベル”4~5”だと言い放った関係機関。
楽観主義者ばかりなのか、無知なのか、或いは得意の隠蔽体質か。
1ヶ月を経過しても先行きの全く見えない中で、レベル”7”の発表にはあきれるばかりだ。
さらには事ここに至っても、放射線量がチェルノブイリの1割だから心配ないと説く専門家も。
オラたちは何を信じ、何処へ向かえばいいのか。
時空を超えて、日本の将来の姿を見てみたいものだ。

 

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11-04-11(月) 3・11 14:46

2011年04月11日 | ウダウダ日記

                    クリスマスローズ


忘れられないあの日から1ヶ月。
14:46、海に向かって黙祷を捧げる映像は、新たな涙を誘う。、
全国から有形無形の支援の手が伸びる中、復興への道筋がなかなか見えてこない被災地。
将来展望のないままに、被災者は共助の手を借りながらの自助努力が続く。
国家存亡の危機に直面しながら、公助たる肝心の基本方針すら打ち出されてないのだから。

震源域が三陸沖から南下傾向にある中にあって、事故の収束には気の遠くなるような長期化と、常に一触即発の最悪の事態を招く危機の中にある原発である。
官房長官、電力会社が新たな情報を発表する度に、原子力の専門家と称する人たちが入れ替わり立ち代りメデアに現れては様々の見解を述べる。
微妙なニュアンスの違い、難解な数値が羅列されるたびに私たちは戸惑うばかりだ。
そして風評は一人歩きを始め、尾ひれがついてその被害は世界を舞台にどんどん広がる。
日本にはそんなに多くの専門家が居るとすれば、分散している彼らの知恵を一堂に集めてプロジェクトチームを形成、IAEAなど世界の権威ある機関の下で、この国家の一大事に立ち向かうことが望ましい。
私たちは素人広報の発表に基づき、右往左往させられることはもう辟易している。



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11-04-10(日) あれから1ヶ月

2011年04月10日 | ウダウダ日記



温かい雨は我が家の庭先に、さらに萌黄色を増やしてくれた。
快晴微風、日当りにはヒメオドリコソウが群落し、キクザキイチゲの花も一輪見つけた。

小用の帰りに通りかかった午後の三本松池には数名の釣り人。
ついついうたた寝も出そうないい釣り日和に見えた。
家に帰ったオラは、いそいそとへら釣り支度。
明日以降の風のない日に、一度出かけてみようかと。
あれから1ヶ月経過、オラの自粛生活にほんの少しだけ潤いが欲しい訳で・・・。

 

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11-04-09(土) 雨上がり

2011年04月09日 | ウダウダ日記


                  シュンラン(野生種)の蕾

濡れた落ち葉を押し上げてシュンランが蕾をもたげる。
昨日に続く雨で、大地はほどほどの湿り。
津波被災地も、あのもうもうたる土埃を鎮めるにはある意味いい雨だった。
この雨、隣県ではかなり降ったらしく、雪シロと相俟って河川は増水している。
太平洋沿岸河川も出水している模様だが、データが途絶えて2日目になった。

一昨日の地震により県南部中心に、民家が傾いたり路盤が崩れたり大きな被害が出た。
東北道は宮城県境を挟んで通行止め、やっと走り始めた新幹線も再び不通となった。
我が家とて度重なる揺れで構造材が緩み、小さな余震にもギシギシと派手にきしむ。
次に大きなヤツが来た時には、倒れるのが家具だけでは済まないかも知れない。

 

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11-04-08(金) 深夜の震度6弱

2011年04月08日 | ウダウダ日記



突然始まった細かい縦揺れに、早寝していた私は思わず飛び起きた。
揺れはどんどん大きくなり、これまでの余震とは異なってただならぬ予感がした。
外は地鳴りのような独特の騒音、戸棚の中でガラス器が落ちる音、同時に送電が停止した。
携帯ラジオは既に津波被災地に供出、電灯もケイタイももう枕元に置いてはいなかった。
暗闇の中を手探りで、情報を得るためにクルマに・・・。

朝方かと思っていたが、まだ23:40。
太平洋沿岸には津波に関する警報注意報が発令されたが、幸いにも発生は免れた。
灯りも暖房もない不安な夜が明けると、予報に違わず北東北は雨模様。
北東北に集中する火力発電所の多くは変電所の損傷などから自動停止、再送電には相当の時間を要するはずと長期戦を覚悟した。
しかし、ありがたいことに16時間後の15:00には復旧した。

M9.0のあの日から4週目となって余震はだいぶ減ってはいたが、三陸沖のプレート歪の全てが解放されたとは思い難かった。
きっと何処かで区切りとなる「何か」があるはずだと、不謹慎ながら読んでいた私であった。
昨夜の地震がそれだとして、これで一連の地殻変動が収束に向かって欲しいものだが・・・。

 

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11-04-07(木) 桜前線北上中

2011年04月07日 | ウダウダ日記



快晴の予報に反し雲は多く風もあったが、気温だけは上がった。
夕方には小雨もパラつきだし、今夜以降の天候の崩れは免れそうにない。
東京の桜は満開宣言。
桜前線は今どの辺にあるのか、ここ北東北はまだ固いつぼみのまま。
それでも気のせいか膨らみが大きくなって、先端に萌黄色が見えるようになってきたような・・・。

あの日以来崩れて散らかったままの机周りを片付けた。
その後は温もりに誘われて庭仕事。
硬く締まった花壇を掘り起こし、半年振りの土の感触を味わう。
秋に植え損ねてしまったユリを、日当りのいい場所に慌てて植えたが、花は期待できない。
クリの木の根元に、フクジュソウに混じって数輪のカタクリが蕾をもたげていた。
雪が融けて以来乾燥状態にあった庭先に、明日はいい湿りがあるかもしれない。

 

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11-04-06(水) 釣り道具

2011年04月06日 | ウダウダ日記



風もなく終日快晴、春らしい温かい一日だ。
オラはあの日以来倉庫にぶち込んだままにしてあったワカ釣り道具を片付けた。
本来なら既に渓流道具の点検や、消耗品小物類の補充などを行っている時期。
しかし今季は全く手が着いていない。
取り敢えずはいつでもクルマに積み込めるように、前の方に出してはおいたのだが・・・。

地元の竿師に注文していた11尺のヘラ竿、受け渡しの約束が丁度あの日の15:30。
結果、受け渡しも支払いも出来ぬままに4週間が経過。
彼も沿岸部の親戚宅の被災支援で忙しい毎日のようだし・・・。


 

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11-04-05(火) 二十四節気清明

2011年04月05日 | ウダウダ日記



静穏で始まった快晴の一日、陽が高くなるにつれて強風が吹き荒れる。
気温は一気に上がって13℃を超えるも、強風注意報の下では温もりが殆んど感じられない。
津波被災地では、瓦礫の中を吹き抜けるこの風がもうもうと砂塵を巻き上げているに違いない。

避難生活はもうじき1ヶ月となる。
豊穣の海が暮らしの糧だった姉夫婦一家、収入が途絶えて将来展望は閉ざされたまま。
第三セクター勤務であった甥も解雇となった。
そして今ようやく仮設住宅の建設は始まったばかり。
その数はまだまだ少なく、必要数の1割程度を満たすだけだと言う。
我が北三陸の寒村は自力復興の体力などなく、ひたすら国の支援に頼るだけ。
このままでは、次の冬が来るまでに現避難所を出ることが難しい世帯も出てくるだろう。
我らの支援も長期戦で臨む体制作りが必要とされる。

 

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11-04-04(月) バッケ

2011年04月04日 | ウダウダ日記



寒気が入り込んだ北東北は、晴れ間があっても平年比4~5度低め。
西寄りの冷たい風が、今日も小雪を運んでくる。
早くも明日は二十四節気「清明」、しかし北東北にはなかなか春が訪れない。
桜の開花が例年に比べて早いだろうとのオラの読みは、残念ながら全くの外れだった。
それでも日当りのいい土手には、フキノトウが群生している。
その幾つかを採ってきたので、「バッケ味噌」でも作ろうかと・・・。

 

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11-04-03(日) 小雪舞う

2011年04月03日 | ウダウダ日記


                    ワサビ、採取は今月末ごろに・・・。


今日は三寒四温の寒の部分。
北寄りの風強く、晴れた空から小雪もチラつく。
彼方の秀峰は山頂部が雪雲に没し、まだまだ厳冬の装い。
しかし稲作農家は早くも農耕の準備、地域がこぞって水路の補修に出ている。
明日朝の冷え込みも厳しいらしい。

週に一度の食料品買出し。
相変わらず品薄の商品棚、スーパーを2軒回ったがいつもの乳製品は手に入らなかった。
燃料系はもう通常に戻って、緊急車両優先の看板は既に撤去された。

 

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11-04-02(土) 余震止まず

2011年04月02日 | ウダウダ日記


          ムクゲの切り株に自生したエノキダケ(ユキノシタ)

強い西風に乗って黄砂が舞った。
この季節特有、大陸からの招かれざる客だ。
良く晴れているはずなのに光は紅く、クルマには派手に泥汚れが付着した。
津波被災地でも乾いた風が、砂塵を巻き上げているに違いない。
昭和33年、三陸フェーン大火があったのもこの時期だ。

昨夜から今朝にかけて、体に感ずる余震の回数がやけに多かった。
プレートの境界に存在する歪のエネルギーは放出されたとは言うものの、まだまだ予断は許されない三陸の海である。

 

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11-04-01(土) 春本番へ

2011年04月01日 | ウダウダ日記



4月の声を聞いた途端にぐんと気温が上がった。
孫たちが遊びに来て屋外で遊ばせても、もう寒い思いをせずとも良い。
晴天に恵まれた一日が終わり、たっぷり遊んだ彼らが意気揚々と引き揚げる。
上の子はさほどでもないが、地震に異常なほど恐怖を示す下の子が可愛そうだ。

庭に来るシジウカラもスズメも既に繁殖期に入り、つがい形成のための行動。
堆積した落ち葉の間からは、カタクリなどいろんな植物が芽を出している。
蚊柱が建つヤマザクラの木の下、気のせいか蕾が少し膨らんできたような・・・。

 

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