突然始まった細かい縦揺れに、早寝していた私は思わず飛び起きた。
揺れはどんどん大きくなり、これまでの余震とは異なってただならぬ予感がした。
外は地鳴りのような独特の騒音、戸棚の中でガラス器が落ちる音、同時に送電が停止した。
携帯ラジオは既に津波被災地に供出、電灯もケイタイももう枕元に置いてはいなかった。
暗闇の中を手探りで、情報を得るためにクルマに・・・。
朝方かと思っていたが、まだ23:40。
太平洋沿岸には津波に関する警報注意報が発令されたが、幸いにも発生は免れた。
灯りも暖房もない不安な夜が明けると、予報に違わず北東北は雨模様。
北東北に集中する火力発電所の多くは変電所の損傷などから自動停止、再送電には相当の時間を要するはずと長期戦を覚悟した。
しかし、ありがたいことに16時間後の15:00には復旧した。
M9.0のあの日から4週目となって余震はだいぶ減ってはいたが、三陸沖のプレート歪の全てが解放されたとは思い難かった。
きっと何処かで区切りとなる「何か」があるはずだと、不謹慎ながら読んでいた私であった。
昨夜の地震がそれだとして、これで一連の地殻変動が収束に向かって欲しいものだが・・・。
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