クリスマスローズ
忘れられないあの日から1ヶ月。
14:46、海に向かって黙祷を捧げる映像は、新たな涙を誘う。、
全国から有形無形の支援の手が伸びる中、復興への道筋がなかなか見えてこない被災地。
将来展望のないままに、被災者は共助の手を借りながらの自助努力が続く。
国家存亡の危機に直面しながら、公助たる肝心の基本方針すら打ち出されてないのだから。
震源域が三陸沖から南下傾向にある中にあって、事故の収束には気の遠くなるような長期化と、常に一触即発の最悪の事態を招く危機の中にある原発である。
官房長官、電力会社が新たな情報を発表する度に、原子力の専門家と称する人たちが入れ替わり立ち代りメデアに現れては様々の見解を述べる。
微妙なニュアンスの違い、難解な数値が羅列されるたびに私たちは戸惑うばかりだ。
そして風評は一人歩きを始め、尾ひれがついてその被害は世界を舞台にどんどん広がる。
日本にはそんなに多くの専門家が居るとすれば、分散している彼らの知恵を一堂に集めてプロジェクトチームを形成、IAEAなど世界の権威ある機関の下で、この国家の一大事に立ち向かうことが望ましい。
私たちは素人広報の発表に基づき、右往左往させられることはもう辟易している。
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