東北北部を通過する低気圧のため不安定な空模様、降水確率80パーセント。
08:30の三本松は、昨日放流された新ベラを求めて早くも数人の釣り人。
暫く眺めていたが、朝早いせいかまだアタリはない。
今日の風向きを考慮して、オラは南側のサクラの下に釣り座を構える。
暫くして仲間も到着して、いよいよ怪しくなってきた空模様の下、4人が並ぶ。
エサ打ち2時間、隣りの常連さんに待望の新ベラ。
続いて目の前でモジリを見た次の瞬間、オラの浮子にも妙な動き。
そしてやっとのボ抜けは、元気のいいピカピカの8寸クラス。
さて、これから始まる爆釣に期待したのだったが、その後はまたしても流れる沈黙の時間。
突然、稜線に稲光が走って、頭上に轟く雷鳴。
風が巻き、水面は波立ち、浮子が見難い。
雨はあらぬ方向から吹き込み、パラソルなどまるで役に立たない状況となった。
濡れた指先はかじかみエサはビシャビシャ、今日もまた尻の辺りに冷たい浸水を感じるオラ。
実釣4時間、アタリサワリを感じたのは数えるほどしかなく、釣果は僅かに3枚。
三本松の新ベラは次回、お天気のいい日をみて再挑戦だ。