爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

23-07-28 苦悩するアユ師

2023年07月28日 | ウダウダ日記

夏を代表する花、ムクゲが咲き始めた。
県内は不安定な空模様、西から雲が湧き足早に通り過ぎる。
広い県土、どうやら雨の降っている地域もあるらしい。

今年に限らず昨今のアユ釣りはまるで難しい釣りになってしまった。
爺様が初めて泳がせ釣りに触れ、本格的に嵌り込んだ30数年前頃とは雲泥の差が出来ている。
爺様が名人の釣りを見て、その真似を始めたばかりの頃でも1束釣りができた。
その季節になると何処の川にも踏むほどの野アユが居たからではあるが、年を追うごとにそんなパラダイスは失われて行った。
日本海側ほどではないにしても太平洋側の天然遡上も豊富だった。
まして人工放流による稚魚が全滅したなどと言うことなどあり得るはずもなかった。
40年前、冷水病と言う語句を聞くことはなく、今にして思えばそんな病変のあるサカナは確実に存在してはいたが、爺様たちは殆ど問題にはしなかった。

今や高性能ロッド、高強度材料による繊細な仕掛け、発展してきた釣技釣法などを駆使しても思うような釣況が得られない。
あの頃にタイムスリップできたなら、いったいどんなことになるのだろう。
そんな妄想に囚われながら、爺様は次回釣行のための準備に勤しんでいる。

コメント
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