09:00の阿仁川大岱エリアは爺様以外にお二方のみ。
阿仁川本川の代表的優良ポイントなのだが、今年は如何に釣れていないのかを物語っている。
ハミ跡は予想していた以上に見えるが黒光りしている訳ではない。
ここでは逃げ惑う小アユの群れは幾つか見たが、動き活発な追いアユは全く見えてこない。
橋カミのザラ瀬とシモの右岸ヘチを執拗に探った2時間、ついに大岱橋橋脚下で野アユが絡む。
良型らしき引き、橋梁に竿があたるし深みがあって橋シモには下がれない。
フロロ0175では失敗する可能性あるも、橋カミで獲るしかない。
そしてそんなときに限って不安は的中、目印付の水中イトが風に舞った。
オトリは残り1匹、爺様はこのエリアを諦めて移動することにした。
新風張橋を渡って右岸堤防を行き止まりのポンプ場まで移動。
この一帯は浅トロで底石に着く野アユが良く見えているが、その動きは今一つだ。
しかしオトリが替われば展開は劇的に変わるはずと、爺様は再度バカ丁寧な泳がせに専念。
跳ねもヒラ打ちも移動する野アユの姿も大岱エリアとは比較にならぬ程見えていて期待感充満。
昼飯も食わずに頑張ったが、とうとうオトリを替えることが出来ず2時間で我慢の限界がやってきた。
爺様が阿仁川に通い詰めてもう50シーズンを越えているが、今年のような状況は記憶にない。
今期はこのまま終わってしまうのか、それとも8月に入って奇跡の巻き返しがあるのか。
爺様の今年の阿仁川釣行2回で釣果はまだ1匹、投資額はここまで¥10400だ。