もうこれ以上歳をとりたくないとゴンボ掘りながら酒を食らってるうちに年が明けましてござりまする。
後期高齢者たるオラにとっては、正月は冥途への旅発ちの日がさらに近づいたことを意味し、決してめでたい日ではござりませぬ。
少なくともあと10年はアユ釣りがしたいと願っているのですが、近年は川の中で酷くコケたり脚を捻ったりと、これまでになかった幾多の不幸に見舞われておりまする。
しかしそれにもめげず今年も目いっぱい釣道精神を全うしたいと存ずる次第にござりまする。
若い仲間の皆様、今年もまた足手まといのオラを見捨てず、お力をお貸しくださりますよう伏してお願い申し上げ奉りまする。
昨年末、県栽培漁業協会から中間育成施設へ稚アユの出荷が順調に行われています。
今季のアユ釣り解禁まであと半年、良いシーズンが到来しますこと願って止みません。
オラは例年同様に先ずは3月までは氷上のワカサギ、4~6月とヤマメを釣りながらアユの遡上と成育状況の確認です。
元旦の窓の外は細雪、静寂の中で遠くの景色が霞んでおります。
いつもよりはかなり少ない里の雪、その下にはもう新たな芽吹きがあるやもしれません。
さあいよいよ釣り好きにはたまらない季節がやってまいります。