北東北解禁日の各地の情報を眺めてみると、何れも低調な滑り出し。
オラの入った阿仁川同様に、入川直後の朝の2時間が全てだったと言う方が多い。
一番遡りをポロポロと獲った後は、パッタリと魚信が途絶えたと言う訳だ。
前日との水温の差（阿仁川では3℃低下）が影響したこともあるだろうが、天然遡上の遅れから未だ充分な縄張り形成が出来ていないことに起因する気がする。
平年並み以上の遡上量があるとされる米代水系、時が経てば必ずや好転するに違いない。
我が家の庭先には1本の晩生のクリがある。
例年なら6月後半に花を散らすことで阿仁川アユの釣り適期を知らせてくれていた。
これまで20年余り、この指標木は隣県の川の状況と同期して、ほぼ満点に近い確率だ。
今年に限っては雄花が未だシャキッとしており、受粉老成して落花するのは1週間ほども先だ。
自然の営みから釣り適期を結びつける一種の観天望気だが、それからすると本物のシーズンインは10日ほども先ってことになるのだが・・・。
