衣服を身につける生物は私たち人類だけだ。
原始人類が毛皮をまとっている場面を見かけるけれど実際のところはどうだろう?
歴史的に重要だった天然繊維は、亜麻(麻の一種)、綿、絹、羊毛の四大繊維だ。
衣服の素材も随分変化したものである。
私が子どもの頃はまだ、木綿のもんぺをはいていた人が沢山見られたし、おかあさんは木綿の手ぬぐい、割烹着を着て家事をしていた。
その後ナイロン、ビニロン、ポリエステルなどの化繊がはやりだし、絹などはすたれていった。
いわゆる化繊が多くなり、カシミロンなどの言葉もよく聞かれるようになった。
最近では柔らかい風合いの生地として爆発的に人気がでているテンセルやデニムなどという伸び縮みのする繊維でできた服も現れている。
テンセルとはユーカリの木を原料に作られた天然繊維の事で、吸放湿性が高く衛生面に優れている素材だ。
ポリエステルは耐久性・伸縮性に富み、発色のよさや光沢など魅力的な特徴が多い。
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