ここのところ車での外出が多く、そろそろガソリンがなくなりそうなので給油に行ってきました。
給油しても一か月持たなくなりました。
給油の際、同じガソリンでもハイオクとレギュラーはどんな違いがあるんだろう?ふと疑問を持ちました。
もちろんレギュラーしか入れた事のない私です。
ガソリンはレギュラーとハイオクに分けられ、レギュラーの方が燃えやすいとされています。
これにはオクタン価が関係してくると言うのですが、オクタン価ってなに?
エンジン内で異常燃焼により打撃的な振動を意味するノッキングの起こりにくさを示す値だそうで、高いほどノッキングが起こりにくくなるそうです。
オクタン価が89以上をレギュラー、96以上をハイオクと日本工業規格で定めていて、国内で販売されるガソリンのオクタン価は、レギュラーで約90、ハイオクで約98から100です。
高オクタンのハイオクは燃えにくいため、エンジンの高圧縮化(ガソリンと空気の混合気を高い圧によって高温にすること)によってエネルギー効率の向上を助けます。
しかし高圧縮によってノッキングのリスクが高まることから、スポーツカーや高級車などはノッキングの起こりにくい、高オクタンガソリン(ハイオク)が必要だそうです。
ハイオクにはオクタン価を上げるためにレギュラーよりも多くの添加剤が使用されています。
それで燃焼時に燃料やオイルの燃えカスが発生しやすいため、洗浄剤も添加されています。
製造工程が増え手間がかかることから、ハイオクはレギュラーよりも割高になっています。
さてそこで私の疑問です。
ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるのでしょうか?
現代の国産車であればノッキングが起こりそうになるとセンサーが反応し、ECU(エンジン制御コンピュータ)が出力を制御し、燃料噴射や点火時期を調整し、発熱量を減らすことでノッキングを防ぎます。
つまり普通に走ることは可能ですが、本来のエンジン性能を発揮できず、燃焼効率が低下し燃費も悪くなります。
また、一部のハイオク指定の直噴エンジンや高性能エンジンでは、レギュラーを入れることで燃料噴射装置などの故障を招くため、レギュラーNGとなっていることもあります。
そのため安易にレギュラーの方が安いからといって、ハイオク指定車に給油するのは推奨されていません。
ハイオクとレギュラーの違いを理解し、燃料は適切なものを選ぶようにしたいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます