「一無、二少、三多」とは心がけたい生活習慣、「健康標語」だそうです。
「一無」は「禁煙」です。
たばこの煙には、約250種類もの有害成分や、三大有害物質である「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」の他、70種類以上の発がん性物質が含まれています。
癌をはじめ、心血管疾患、脳血管疾患など、さまざまな生活習慣病のリスクを高めるといわれていますよね。
新型コロナウイルス感染症に関しても、喫煙者は重症化しやすいと言われました。
「二少とは?」「二少」は「少食と少酒」だそうです。
暴飲暴食を控える事は、健康を維持するためにとても大切です。
主食と一汁三菜、果物、乳製品などをバランスよく組み合わせて、腹八分目を心がけるようにして、肥満や糖尿病、高脂血症、高血圧などを予防したいものです。
「酒は百薬の長」とは言われますが、不適切な飲酒は気を付けたいものです。
高血圧や糖尿病、脂質異常症、痛風などの生活習慣病のリスクを高め、臓器障害だけでなく、全身に影響を及ぼすのは周知の通りでしょう。
また、生き生きと暮らすためには、多くの人や物事と接することが重要です。
社会とのつながりが多様であるほど認知症の発症リスクが低下するといった報告もあり、社会に参加して人とつながることが、認知症の予防になるとして注目されています。
「三多」は多動、多休、多接。
多動:今より10分多く、からだを動かそう!
多休:しっかり休養~こころとからだのリフレッシュ!
日常生活の中で体をしっかりと動かし休養を十分に取ることで、心と体の健康を保ちます。
特に、「三多」のひとつ「多接」は、 多くの人・物・事に接することを意味します。
仕事や趣味でやりがいを見つけたり、家族との団らんや人との交流で、 日々を楽しく過ごすことが心身に良い刺激を与え、生きる活力となります。
ボランティアに参加した人は健康観や幸福感が高いとする研究があるそうですから、とにかく社会や人とのつながりを途絶えさせないようにしたいですね。