寒かった2月も終わりです。今日は比較的穏やかな日でした。
駿府博物館で開催されている「ジュディ・オング倩玉木版画の世界展」に行ってきました。
静岡では初開催、処女作品から最新作までが公開されており、その迫力、きめ細かいタッチに見入ってしましました。
重ねる色別に、何枚も版を掘り、1つずつ摺っていく作業。大変ですよね。根気も体力も・・・。版がずれたりしないんですかね?
全国各地の旧家や神社仏閣、台湾の風景など、木版画ならではの力強い線や、テーブルに映る庭の木々の描写など細かい細工に感心しました。
特に赤の色が凄く印象的で素敵!
個人的には雪の銀閣寺、「銀閣瑞雪(ぎんかくるいせつ)」が一番好きですね。
13回も日展に入選して、「紅楼依緑(こうろういりょく)」は日展特選だそうです。
ちなみにこの「紅楼依緑」や「銀閣瑞雪」など1174×1606の作品には136、000円のお値段がついていました。
「魅せられて」の歌に心底魅了したあの頃、今日又、木版画家に魅せられました。