中国のことわざに「友達には花・秤(はかり)・山・地の4種類ある」それを知らないでいてはいけないという。
花…調子がいい時や華やかな時になる友達、楽しい友人かもしれない。
だが、自分にとって都合が悪くなってくると離れていてしまう。
秤…こちらについたほうが得だろうか、損だろうかという「損得勘定」で左右される友人。
山…どっしりとかまえていてくれる。調子に乗りすぎると、注意を促してくれる存在。
地…どんなことも吸収してくれる。
自己犠牲の精神が高く、何かをお願いしたとしてもその代償は絶対に求めない。
花や秤の友人は、いざという時にいなくなってしまう、頼りない友人だ。
山と地のような友人を是非持ちたいものですね。
「じゃあ、友達から見たら自分はどれにあてはまるんだろうか?」さて、どうだろう?
そう、自分自身も相手にとってはこの4種類のどれかにあてはまることになるのだ。
友達にとって自分はどんな存在なのかは、その相手にどうやってふるまっているかで決まる。
自分の都合ばかり考えていれば上の2種類に、相手を思いやっていれば下の2種類になっていくだろう。
これは自分自身を見つめ直すいい話だと思う。