よく見ないと見つけにくい雑草で、人の役に立つオオバコ、「踏み跡植物」として知られています。
この植物は、人や動物がよく通る道端や校庭、公園などでも見られ、踏みつけに強く、他の高い雑草が生えにくい場所を選んで自生します。
その強い生存能力は他の植物に比べて有利です。
なぜなら、踏まれることで粘液質の種子が車のタイヤや靴、動物の肢裏に付着し、運ばれて新たな生息地を作り出すことができるからです。
オオバコの若葉は食用として利用もできるそうです (採取の適期は3月から8月ごろ)。
漢方薬では咳止めやむくみの解消、利尿作用などに効果があるとされ、乾燥させた葉は「オオバコ茶」として飲用されることもあります。
オオバコは、その葉が大きく足跡のように見えることから「足跡」の花言葉を持ちます。
相手を踏み台にして育つ雑草も多いのですが、こちらの花言葉が「足跡」の「踏み跡植物」オオバコは、耐え忍ぶ方で、踏みつけられる事で新たな生息地を増やすようですね。