今日あたりは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となり、「10年に一度レベルの高温、今日あたりは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となり、この災害級の猛暑はまだ続くようです。
夏は乾球温度が高いだけでなく、湿球温度は23℃以上と湿潤で「蒸し暑い」国。
エアコン以外の様々な冷房手段が提案されています。
しかし正直なところ、温度と湿度をキチンと下げることができる経済的な機器は、
"悪名高き"エアコンをおいて他にないでしょう。
従って節電を心掛けながら適切に使わなければなりません。
効率よく節電につなげるためにはエアコンの仕組みがどのようになっているのかを知る必要がありそうです。
節電の基本は「空気の通り道をふさがないこと。
エアコンの風は冷房の場合は室内、暖房の場合は外気から熱を吸収します。
それを「コンプレッサー」という室外機にある圧縮機で高温にし、熱交換機から放出しています。
これにより、熱を奪われた風が冷風となり、熱の少ない冷気は温風になります。
エアコン一台で冷房と暖房の両方で使用できるのは、冷媒や熱交換器、コンプレッサーなどさまざまなパーツがあるからなんですね。
エアコンの節電方法について何らかの誤解をしていた人が多いそうです。
節電しているつもりで、実は逆効果となるものは次の4つです。
① 風量はできるだけ「弱」で使っている 「✖」
「室内機を通る空気の量が減ってしまうとエアコンの動きとしては効率が下がってしまう。
だから風量は自動にしておいてエアコンに任せるのがいい。
② 室外機をカバーで覆う。「✖」
『室内機が熱を集める』『室外機が熱を逃がす』という働きをしている」
室外機の周りの空気の流れを悪くすると、室外機の周りに熱が溜まってしまう。
室外機を直射日光に当てないという事はやはり節電につながる。
③ 使わないときはこまめにスイッチを切る。「✖」
エアコンの消費電力の多くを費やす圧縮機の負担を減らせば、節電になる。
そのためには、「スイッチのオン・オフは控えめに」。
冷房運転のスイッチのオン・オフを頻繁に行うと、圧縮機への負荷が高まる頻度が増え、その分、多くの電力を消費するようになる。
日中の場合30分程度の外出なら一度オフにするより「つけっぱなし」の方が節電につながるそうです。
④ 風向は下向きにして床上付近を集中的に冷やす。「✖」
熱い空気は部屋の上へと向かう性質があります。エアコンも部屋の上部についている事が多いため、部屋の上部が暑いままだとエアコンのセンサーが「まだまだ暑い」と感じてしまい頑張って冷風を送ろうするそうです。
従って風向きは上向きにした方が早く室温も下がり、節電効果が見込めるという訳です。
室外機の中に入っている『エアコンの心臓』とも呼べるような要の「圧縮機」・
この部品にできるだけ負荷をかけないような工夫が重要で、それによって消費電力の低下につながっていくという訳です。
「室内機のフィルター掃除や、室外機周辺の整理整頓をしっかりやらないといけませんね。