『地方裁判所管理局』と名乗る機関からハガキが届いた。
「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」というタイトル。
ハガキには、「貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から契約不履行による民事訴訟として、訴状が提出されました事をご通知致します」「裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させて頂きます」
と記載されており、「裁判取り下げなどのご相談」に関しては、固定電話の問い合わせ先に連絡するように誘導しています。
また、連絡がない場合は、「原告側の主張が全面的に受理され執行官立会いの元、給料差押え及び動産、不動産物の差し押さえを強制的に履行させて頂きますので裁判所執行官による執行証書の交付を承諾していただくようお願い致します」
はがきには「す449」といったもっともらしい番号が記載されている。
取り下げ最終期日は、明日5月31日だ。 急がせている!
巧妙な点がもう一つある。それは料金の内容が一切書かれていない点だ。請求元も書いていないし、内容もわからない。
「何の料金なんだろう?」と思わせる作りになっている。
請求元や内容がわからないので、思わず電話で連絡してしまうという人間心理を突いた仕掛けだ。
かなりの手間とコストをかけた架空請求だと言える。
このはがきはなぜか女性に多く送られているような気がする。
私は二度目。夫には一度も送られてきていない。
50歳以上の女性は在宅である場合が多く、届いたハガキを直接受け取ると驚いて、本物と信じて連絡してしまうのかもしれないなあ?
絶対に連絡しない。
相手にしない、これしか方法はない。