十返舎一九(1765-1831)は江戸時代の大衆作家、浮世絵師で、滑稽本「東海道中膝栗毛」の作者としても有名です。その本の中に次のような言葉、例えば「腹が北山」が、あります。「北山」とは京都盆地は北の方角には山が無く、空が透けて見えることから、空腹という洒落です。
また、一九は死を予感して、死の前日に頭陀袋(ずだぶくろ)に線香花火を沢山詰めておき、それを首にかけておきました。死後それを一緒に火葬したので、火葬場でみんなを驚かせたそうです。
辞世の句もふるっていました。
「此世をば どりゃおいとま線香の煙とともに灰左様なら」。洒脱な人生をおくった一九は地下鉄の駅で電車から降りるような飄然とした最期であったそうです。
また、一九は死を予感して、死の前日に頭陀袋(ずだぶくろ)に線香花火を沢山詰めておき、それを首にかけておきました。死後それを一緒に火葬したので、火葬場でみんなを驚かせたそうです。
辞世の句もふるっていました。
「此世をば どりゃおいとま線香の煙とともに灰左様なら」。洒脱な人生をおくった一九は地下鉄の駅で電車から降りるような飄然とした最期であったそうです。