yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

英語公用語化

2010-09-11 10:51:01 | 文化
  英語が世界の共通語になろうとしています。世界の言語とそれを話す人口は英語の14.5億人が1位、中国語の9億人が2位、スペイン語の4億人が3位、続いてヒンディー語1.2億人が5位、アラビア語、1億人が6位、フランス語、0.9億人などとなっています。ほぼ4人に1人が英語を話すこということでもあり、ビジネスがグローバル化した今日、英語が世界の共通語になろうとするのは避け難い傾向と言えます。ヨーロッパの事情に詳しいビジネスマンが見ても、その趨勢に長い間、敵対していたフランス語も最近、英語に優位の座を奪われつつあるそうです。
 日本でも、ユニクロを展開するファーストリテイリング社や楽天のように、社内で使う言語は英語に統一するという会社が現れてきました。そうはいっても、日本人だけの社内会議や食事や雑談の時間までも、英語で話すとすれば不自然なことと思われます。
英語公用語化の動きの中で、小学校から英語を必修にしよう、との議論も進んでいますが、教師の確保が直ぐにできない等の理由により、完全実施には、まだ時間がかかるようです。そもそも日本文学に代表される日本の文化を英語化するのは無理なことです。しかし、科学・技術は世界に普遍性のある分野ですから、これに関する論文は英語で書かないと、広く世界の人に読んでもらうことが適いません。従って、英語論文以外の資料価値は極端に下がるようです。
次に、私の愚見を述べます。
私は小学校から英語を学ぶより、もっと先に学ばなければならない事があるように思います。まず、国語です。他人の考えを聞いたり読んだりして理解し、日本語で自分の考えをまとめ、他人に対して自分の考えを的確に発言し発表できるようになること。このためには国語の学習が必須であると考えます。そして歴史を含む社会科を学ぶこと。「賢者は歴史に学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉もあります。それに加えて人の道を学ぶこと。これは学校だけが背負うのではなく家庭の役目でもあります。人の道を教え、かつ学ぶのは簡単なことではありません。「言うは易く行うは難いこと」で「人の道」を子供達の心に浸透させるのはとても大切なことではないかと思います。例えば、古今東西の優れた人物の話や、今でも多くの人々に感銘を与えてくれるような事蹟を知らせることが、「人の道」を教える一つの方法になるのではないかと考えます。
コメント
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