今回は、米長邦雄日本将棋連盟会長の闘病が話題です。
米長さんは昨年の春に癌の宣告を受けましたが、入院して適切な治療を受け、最近めでたく退院しました。第一線で活躍して来た勝負師らしく、現実を冷静に見つめて闘病生活を送られました。癌の宣告を受けた時点で、勝負にたとえれば「既に形勢不利」、どのような手を使っても勝利を得るのは難しい。どんな手を指しても悪いのは当たり前。将棋の対局と同じで、他人任せにせず、自分で考え、自分で決断して、なおかつ笑いを忘れないことが大切、と語ったとのことです。米長さんは、将棋においては、鋭い切れ味を発揮したので「さわやか流」と言われましたが、一方では、形勢が悪い時でも戦線を拡大して、自分の土俵に相手を引っ張り込んで逆転勝ちを狙うこともあり、「泥沼流」とも言われました。49歳11ケ月で名人位につき、日頃唱えていた「50歳名人」という偉業を成し遂げました。また米長さんは、大変、才気とユーモアに溢れており、テレビに出演した時、司会者に「あなたはオランウータン」に似ていると言われると、すかさず「違います。アラン・ドロンに似ています」などと切り反しました。
米長さんは昨年の春に癌の宣告を受けましたが、入院して適切な治療を受け、最近めでたく退院しました。第一線で活躍して来た勝負師らしく、現実を冷静に見つめて闘病生活を送られました。癌の宣告を受けた時点で、勝負にたとえれば「既に形勢不利」、どのような手を使っても勝利を得るのは難しい。どんな手を指しても悪いのは当たり前。将棋の対局と同じで、他人任せにせず、自分で考え、自分で決断して、なおかつ笑いを忘れないことが大切、と語ったとのことです。米長さんは、将棋においては、鋭い切れ味を発揮したので「さわやか流」と言われましたが、一方では、形勢が悪い時でも戦線を拡大して、自分の土俵に相手を引っ張り込んで逆転勝ちを狙うこともあり、「泥沼流」とも言われました。49歳11ケ月で名人位につき、日頃唱えていた「50歳名人」という偉業を成し遂げました。また米長さんは、大変、才気とユーモアに溢れており、テレビに出演した時、司会者に「あなたはオランウータン」に似ていると言われると、すかさず「違います。アラン・ドロンに似ています」などと切り反しました。