yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

忠誠霊神 松平容保

2007-12-02 06:53:43 | 歴史

忠誠(まさね)霊神 松平容保公は、戊辰戦争の後、京都守護職時代のことや戊辰戦争のことを尋ねられても口をつぐんで一切答えることをしませんでした。容保公の心の内面の一端は、ただ一つ嗜まれていた和歌から僅かに窺い知ることができます。公は生涯で2300もの歌を詠まれました。<o:p></o:p>

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大君の恵のつゆのこの身にもかかるへしとはおもはさりけり<o:p></o:p>

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また、戊辰戦死者二十三回忌に詠まれたのは次の歌です。<o:p></o:p>

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 今もなほしたふ心はかはらねどはたとせあまり世は過ぎにけり<o:p></o:p>

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公は胸の病が回復することなく、明治26年12月5日、御宸翰を握りしめながら静かに息を引きとられました。享年59才でした。<o:p></o:p>

朝廷より既に正三位に叙せられており、葬儀は神式で行われ都内の正受院に葬られました。そして6月に會津若松の松平家の廟所に移葬されました。諡号(しごう)は忠誠霊神(まさねれいしん)。京都守護職時代に孝明天皇から賜った歌の詞書き「たやすからざる世にもののふの忠誠のこころをよろこびて」からとったと言われます。<o:p></o:p>

至誠、精忠一筋の生涯でした。<o:p></o:p>

コメント
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