山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第45日)

2011-07-27 05:53:42 | その他
《今日の予定
道の駅:上湧別チューリップの湯→ワッカ原生花園ネイチャーセンター→?


《昨日のレポート》
初めに、昨日のタイトルの第45日は第44日の誤りでした。今日が第45日目となります。失礼しました。
さて、今日から移動再開である。4~5日掛けてオホーツク海側の道を南下開始である。今日どこまで行けるのか、特にゴールも決めておらず分からない。急ぎの旅ではないので、ちんたら行くことにして、適当な所で泊まることにしている。
快晴のクッチャロ湖の朝は実に爽快だった。穏やかな湖面には、さざ波さえも立たず、まさに鏡のような佇まいだった。昨夜は満天の星が輝き、相棒は夜中に外を覗いてそれを知り、大感動のようだった。しばらくこの湖の穏やかな佇まいをじっくりと眺め、味わった。
昨日までご一緒だったiさんご夫妻は、我々より少し先に砂金の採取へと出発されて行った。それを見送った後、我々も先ずは近くにあるベニア原生花園を見ようと出発する。
ベニア原生花園はクッチャロ湖を海と分けて広がる湿地帯で、面積が守谷市の10倍近くの330平方キロメートルもある原野である。樹木は殆どなく、丈の低い草を中心にオホーツク海の砂浜まで、幾つもの植物達が命を養っている。10分ほどで到着し、案内所に顔を出す。花の状況などを訊いてみた。自分の目的は浜辺のウンランという小さな野草の花を見ることなのだが、店の人の話では花はまだとのこと。相棒はしきりに熊のことを訊いていた。3年ほど前からこの付近にも熊が出没しているという。昨日聞いた話では、今年は浜頓別町の中心街に熊が現れ、射止められたという。人間にも熊にも不幸なことだ。原生花園も幾つかある散策コースの一部が通行禁止となっていた。
カメラを手に浜辺に向かって散策開始。目立つ花と言えば、クガイソウ、ノハナショウブ、カセンソウ、ハマナシ、クサフジ、ハマヒルガオ、ハマエンドウなどがあった。でもトータルすれば原野は地味な草たちばかりで、野草に関心の無い人には、只の原野の広がりしか感じられないのではないかと思った。浜辺近くにウンランを見つけたが、花はまだのようだった。更に海辺の方に砂浜を歩いて行くと、ハマベンケイソウを見つけた。良く見ると近くには幾つものハマベンケイソウの株が点在していた。先日のワッカ原生花園には数が少なかった野草である。帰り道にもう一度ウンランを見ようと探していると、何と花を咲かせているのがあるではないか!一度それに気づくと不思議なことに、次々と花をつけているウンランが目に入るのである。2~3㎜の小さな薄い黄色の花は、10㎝の帯状の葉の連なる一株の先に点いており、気をつけて見ていても見落としてしまいがちだ。そのような小さな生命に愛しさを覚えるのは、残されている時間が少ないことを感じ始めて
いるからなのかも知れない。とにかく目的が叶って大満足だった。
ベニア原生花園を出た後は、オホーツク海に沿って走るR238の南下を開始する。先ずは昼食をと枝幸町の道の駅:マリーンアイランド岡島へ。ここへ寄るついでに近くにあるキャンプ場を覗いて見たが、かつての盛況は全くなく、2台ほどの旅車が羽を休めていただけだった。コメントは避けたい。
昼食の後は雄武(おうむ)町のガス屋さんに寄りLPガスの充填をして貰う。ここは1㎏当たり単価が300円と良心的だ。先日の旭川では500円だった。600円を超える値段を吹っかける所もある。商人の良心というのは、どの辺りに本当の姿が鎮座しているのか見当もつかない。特にLPガスの充填と給油の際には、いつも考えさせられているテーマである。
ガスの充填の後は、雄武町にある日の出岬近くの同名のホテルに立ち寄り湯をして体の手入れをする。昨日購入した「HO」のおかげである。海を眺めなからの温泉が楽しめる素晴らしいロケーションのホテルだった。
その後は、当面の課題である洗濯物をどうするか迷ったあと、とにかく紋別迄行って、その時の気分で明日にするかどうかを決めることにする。この時点でも今夜の宿の場所は未定なのだ。
今日はずっといい天気で、日差しは少しきついけど風がほど良く涼しくて、感謝したい気分になってしまう。左手に広がるオホーツク海も波は穏やかで、時折寄せる白波はまるで海が微笑んでいる感じだった。あの大津波の時の海の表情からは想像もつかない穏やかさである。紋別市郊外のショッピングモール傍のコインランドリーに車を停めた時は16時を少し回っていた。
結局洗濯は今日やってしまおうということになった。そして今夜は上湧別町の道の駅に泊まることにした。洗濯の担当は相棒、自分は買い物と夕食の準備担当である。今夜はご飯は炊かず簡単に済ますことにして、野菜やパンなどを買い、キャベツの漬け物などを作った。2時間ほどで洗濯終了。近くのスタンドで給油の後上湧別町に向かい出発。
上湧別の道の駅はかなり車が混んでいた。ここの道の駅はその名もチューリップの湯であり、旅の者には人気大である。それ故に夕方は特に混み合うのであろう。少し離れた場所に車を留め、今夜の宿とする。そのあとは、いつもの通り。因って件の如し、であった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« '11北海道くるま旅( 第45日) | トップ | '11北海道くるま旅( 第46日) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事