山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

京都他短か旅:第7日&第8日(最終回)

2016-12-04 04:21:13 | くるま旅くらしの話

第7日<11月24日:木> 天気: 雨のち曇り

 <行程>

 道の駅:飯高駅 →(R165・R368・R24)→ 勢和多気IC →(伊勢道・東名阪道)→ 御在所SA →(東名阪道・伊勢湾岸道)→ 刈谷HO →(伊勢湾岸道・新東名道)→ 長篠設楽原PA →(新東名道)→ 浜松SA →(新東名道)→ 森PA →(新東名道)→ 静岡SA(泊) 走行282km

 <レポート>

 今日からは完全に帰途のコースである。特に書くことも無いのだが、一応途中で寄った場所で気になったことなどを書きとどめておくことにしたい。

先ずは雨降りの中、飯高駅を出発する。旧飯高町のこの辺りはお茶の生産地で、道路の両脇には手入れの行き届いた茶畑が広がっていた。ちょうど今は茶の花の開花時期なのか、茶の木の畝の所々に白い花が見えていて、ああ、あの木たちもしっかり生きているのだなと思ったりした。しばらく農村エリアを走って、間もなく勢和多気ICが近づく。高速に入る前に燃料タンクを満タンにする。高速道SAの給油所の価格は、何故なのかリッター辺り20円以上も高くなっている。何時も抱き解けない疑問である。

勢和多気ICから伊勢道に入り、そのあとは東名阪道、伊勢湾岸道と順調な流れに乗って高速走行となる。天気は相変わらずはっきりしないが、雨は降ってはいないようで、何よりも風がないのが幸いだった。高速走行時の強風にはこのSUN号は超弱いのである。路面がかなり湿っているようなので、慎重に運転を続ける。

間もなく刈谷ハイウエイオアシスに寄り、ここで少し休むことにする。このハイウエイオアシスは必ず寄る所で、今回来るときにも寄ったのだが、今日は土産にエビせんべいを買うことにしている。各地にいろいろなせんべいがあるけど、名古屋のこのエビせんべいは他のせんべいとの差別化がきちんとできており、エビだけではなくそれに加えて何種類かの味の追加がなされており、いつも感心してしまう。百年一日の如く同じせんべいを作り続けることも一つの方法かもしれないけど、事業拡大のためにはやはり創意工夫が不可欠だと思う。ここのエビせんべいはそれを見事に実現していると思った。

刈谷を出た後は、少し走って新東名道に入る。今日の宿はこの新東名道のどこかのSAにしようと考えている。というのも、昨日からのニュースでは、関東エリアにはかなりの降雪があり、夕刻になると路面凍結の恐れがあり、無理して今日中に帰宅するのは止めることにしたのである。松阪市辺りでも昨夜はかなりの冷え込みがあったけど、未だ雪を見るには至っていない。恐らく御殿場辺りに行けばかなりの積雪があるに違いない。明日は晴れるというけど、道路の状況を確認しながら遅い出発をと考えている。

来た時と同じ浜松SAにしようかとも思ったのだが、着くのが早過ぎて結局今日の泊りは静岡SAとすることにした。新東名のSAの駐車場は、一般車とトラックとがきちんと分けられているので、ありがたい。15時頃に着いて、そのあとはこの旅の最後の長い夜を迎える。

 

第8日<11月25日:金> 天気: 晴れ

 <行程>

静岡SA →(新東名道・東名道)→ 足柄SA →(東名道)→ 海老名SA →(東名道・首都高・常磐道)→ 谷和原IC →(R294他)→ 自宅   走行227km   [8日間の総走行距離 1,493km]

 <レポート>

旅の最後の朝を迎える。今日は予報通り天気の方は大丈夫のようだ。未だ雲は残っているけど、空の半分以上が青空になっているので、追って晴れ渡るようになるだろう。久しぶりの晴天である。御殿場辺りが通行止めという表示も無いので、それほど出発を遅らせることもあるまいと、9時少し前にSAを後にする。

少し走ると清水PAの手前あたりから、左方に白雪を冠した富士山が見えるようになった。久しぶりの間近に見る富士山の山容である。その雄大さ、荘厳さにはハッとさせられ、心を打たれるものがある。そのあともしばらく見え隠れたりしながらの走行だったが、これは御殿場近くの足柄SAまで続いた。御殿場辺りからは道の両側にかなりの積雪がそのまま残っているのが見えるようになった。半端ではなかったのだなと思った。SAでしばらく休憩した後、東京方面に向けて出発。

最後の休憩を海老名SAでとって、そのあとは只管我が家を目指す。東名が終わりになり、首都高に入る辺りから渋滞に巻き込まれる。そのあとも何箇所か渋滞があって、東京を横断するのにかなりの時間とストレスが溜まった。毎日このような渋滞の中を車を運転しなければならない仕事の人たちは大変だなと、改めて思った。ようやく常磐道に入って、谷和原ICで出て、我が家への到着は13時半ちょうどだった。やれやれである。足かけ8日間、総走行距離1,493kmの旅だった。

 <旅を終えて>

今回の旅には次のような主な三つの目的があった

①  新しく交換したバッテリーの機能を確認すること

②  駐車の難しいエリアの訪問探訪にパーク&ライドの方法が上手くできるかどうかにトライすること

③  孫たちに関西エリアの秋の味覚(ミカンと柿)を持ち帰ること

半ば思いつきの旅なのであるけど、ふと息抜きがしたくなったというのが本当の理由なのかもしれない。

 僅か8日間の旅は、往復に4日間ほどを要して、旅の半分はただの移動の時間となったのは残念である。往復に4日間もかかる旅ならば、普通は1ヶ月くらいは旅を楽しめるものを。このような旅の仕方は今まであまりしたことがないのだけど、長いこと遠出を制限せざるを得ない事情があったので、それから解放されたことを実感したかったのかもしれない。

 さて、旅の三つの目的だが、先ずバッテリーの方は何の問題も無く、夜間などかなりの長時間使用しても警報が鳴るなどという事態は招来しなかった。これからの旅では困惑することはあるまいと思う。それから3番目の孫たちへの土産のミカンや柿については、一応の目的は果たしたと思う。ミカンについては、もしかしたら少し時期尚早の嫌いがあったのかもしれない。最盛期は12月に入ってからということなのかもしれない。でも、ひとまずは先ずそれなりに美味しいミカンをゲットできたし、又柿の方も満足のレベルだったと思う。

 三つの目的の内、最も重要なパーク&ライドについては、これだけは満足のゆくものではなかった。その理由の最大のものは、パーク地として選んだ道の駅:びわ湖大橋米プラザが探訪先の京都市内からは少し遠かったということか。加えて時期も悪かった。秋の京都の最も訪問者の多い場所を探訪先に選んでしまったということも、ライドの煩わしさに加えて失望感を膨らませた結果となってしまった。二人分の交通費を合わせると、多少駐車料が高くても何とか訪問先に近い場所に駐車場を探して留めた方が得なのかもしれない。当初は、くるま旅の中に新しい旅の仕方を付加できるのではないかと考えたのだが、これは少し甘かったようである。

 京都の古寺や史跡の探訪を旅のテーマとする時は、パーク&ライドなどといういわば苦し紛れの方法にすがるのではなく、訪問先の選定に合わせて、べスト思われる訪問の仕方を慎重に工夫することが大切なのだということを実感した。これは当たり前といえば当然のことなのだが、その実践はなかなか難しいことなのである。まだまだ訪ねたい場所はたくさんあるので、これからの課題として考えて行くことにしたい。

 その他、今回の旅では特に思い出となるようなものは無かった。ただ、九度山の道の駅に泊った際に、静岡から来られたというご婦人から声を掛けられ、自分のブログのファンの方らしく、書いている自分よりもその内容をよくご存知のようなので、これには驚かされた。見知らぬ人から親しげに声をかけて頂けるというのは、芸能人ならずとも、ありがたくうらしいことではある。このところブログの方はかなり雑になって来てしまっているけど、ここは気を取り直して、原点回帰を図って取り組む必要があることを強く思った。(終)

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