山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第71日)

2011-08-22 05:17:08 | その他
《今日の予定》
皆楽公園キャンプ場→(岩見沢経由)厚別区Tさん宅→道の駅:マオイの丘公園(泊)


《昨日のレポート》
おんねゆ温泉の道の駅は、かなりの旅車でいっぱいだったけど、夜間は静かで、皆さんのマナーのレベルの高さに安堵した。9時を過ぎると、殆どの旅車が発って行った。我々はまだコース未定である。
道の駅には東洋一といわれるカラクリ時計の塔があって、毎正時になると、妖精たちが壁の中から出て来て、メルヘンチックなメロディーを奏でるのである。もう何度も見慣れた風景だけど、やっぱり見とれてしまう。10時の演奏を聞き終えて、旭川方面に向かって出発する。当初は丸瀬布経由で行こうと考えていたが、このままR39を行くことにした。石北峠越えは久しぶりだ。以前この道を反対方向から来た時に、相棒が坂を下る途中で熊を見たという話がある。あわよくば今日も見られるかと、相棒は初めからカメラを構えていた。しかし、熊を見ることは出来ず、「熊横断注意」という警告板の写真を撮り損ねたことを残念がっていた。1000mを超える峠越えはキツかったけど、層雲峡に向けての下り坂は楽だった。いつも通過している層雲峡だが、今回は銀河の滝、流星の滝を見物して行くことにした。
スケールの大きな柱状節理の絶壁から細く流れ落ちる二つの滝は、それぞれに趣があって、眺めていて飽きない。写真に撮るには景色が大き過ぎて、カメラは無力である。ここの反対側にある大雪山旭岳近くの天人峽の羽衣の滝もそうだった。じっくり眺めるしかない。
滝を眺めていると、キャンピングカーに関心のあるらしい若いカップルが寄って来て、車について話し掛けて来た。あれこれと聞きたいらしい。こんな時は丁寧に説明することにしているが、それでは不十分なので、手っ取り早く中を見て貰うことにしている。丁度一冊ガイド書の余りがあったので、プレゼントすることにした。ン十年か後にこの人たちがくるま旅を楽しんでくれるようになればいいなと思った。
滝の見物に時間がかかり、ここで軽く昼食をとることにした。しばらく休憩した後、近くにある層雲閣グランドホテルに立ち寄り湯に。1時間ほど温泉を楽しんだあとは、旭川市街に向かって出発する。今日は出来れば岩見沢に隣接する北村のキャンプ場まで行き、明日の札幌厚別区在住の相棒の知人Tさん訪問に備えたいと思った。これらの予定は走りながら決まったことである。
旭川市街に入り、いつものラーメン村のあるショッピングモールで買い物をする。ラーメンは食べない。買い物を終えた後は、一路R12を岩見沢方面へ走る。
旭川市は札幌市に次ぐ北海道第2の都市であり、今日は日曜日とあってか、道路はかなり混んでいた。少しストレスが掛かった。今までの道があまりにも快適過ぎた反動なのかも知れない。市街地を抜け、深川市、滝川市を通過して、日本一長い直線道路を走っていると、隣席の相棒が欠伸を乱発し出した。その内にギブアップとなる。17時を過ぎているけど北村まではまだかなりある。とにかく最寄りの道の駅に泊まることにして、奈井江の道の駅に走り込む。相棒には直ぐに寝床に横になって貰う。まだ日没迄には時間があり、外は暑さがそのままだった。疲れの原因の一つが昼食のカロリー摂取不足にあるので、ご飯を炊こうと思ったのだが、この道の駅には手洗い以外は水は皆無である。無理すれば炊けるのだが、もう少し相棒の様子を見ることにした。ここは泊まるにはあまり適していないようだ。幹線道路に面し、車の往来も多い。思案をしていると、相棒が起き出してきて、少し気分が回復したから別の場所に行こうという。ま、しかし北村までは無理な様子だった。
とにかく再出発して美唄市の方へ向かう。その途中で先日寄った浦臼町の道の駅:つるぬまに水があったのを思い起こし、急遽そこへ行くことにした。奈井江から浦臼町は近い。石狩川の橋を渡ってR275に出て、さてこのT字路を右に行くかそれとも左かで迷った。地図を見れば判ることだけど、そんな余裕はない。えいヤァと左へ行くことにした。これが大正解の正反対だった。しかし戻るのは止め、少し我慢して貰って走り、月形町の皆楽公園キャンプ場まで行くことにした。18時半近い到着となった。やれやれである。
相棒には直ぐに寝て貰って、早速夕食の準備に取り掛かる。と言っても、ご飯を炊くだけで、あとは野菜を洗う程度の作業しかない。テレビを設定して夜の大河ドラマに備える。これは相棒のためであり、自分はあまりドラマには関心は無い。相棒が起きられるかどうかが問題である。
結果的にこれは大丈夫だった。食欲は今一だったようだが、テレビの方はしっかりと観終えたようだった。だったというのは、自分はその時は爆睡の中に居たからである。
今日は反省大である。静かな山の中から出発して、滝の見物などの観光の後、日中に温泉に入り、そのあとは大都会の喧騒の中で買い物をし、休む間もなく走り続けたのは、相棒には酷だったに違い無い。200kmを超えるような走行は、一般道では要注意だなと思った。明日からは汚名挽回とゆかなければならない。
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