山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

温泉の話③(鳥海温泉)

2007-06-05 06:45:40 | くるま旅くらしの話

  太平洋側の守谷を出発し、福島県、山形県の山間部を抜けて、庄内平野を日本海に向けて走って、海岸線に辿り着いた所が、山形県の遊佐町です。商港酒田の隣、秋田県の象潟町(今は合併してにかほ市となった)と県境を挟んでいる町でもあります。

 東北の旅では、この町の道の駅:鳥海にお世話になることが多いのです。その最大の目的は、春の旅ならば何といっても山菜を手に入れるためです。いつも溢れるほどの新鮮な山菜が並べられ、どれを買うべきか選ぶのに迷うのが常でした。しかし、ここ2、3年は、どういうわけなのか、東北の山菜は質・量共に低下し、向上するのは値段ばかりのような気がします。この道の駅も例外ではなく、今年は、何だかいつもよりも活気が少なくなってきているように感じました。 

 鳥海の道の駅は、その名前のように、名峰鳥海山を望む場所に造られており、一帯は大きな自然公園のようになっており、海のエリアと森のエリアに分かれています。道の駅の駅舎はその森のエリアの中にあります。国道7号線に面した駅舎は辺りは、あまり品がいいとはいえない音楽が鳴り響き、車と人の出入りでざわめき立って、落ち着かないこと夥しいのですが、駐車場に車を置いて、10分ほど山の中につくられた遊歩道を歩けば、たちまち閑静な森の雰囲気に浸ることが出来ます。しかし、ここに来る殆どの人たちは、喧騒のエリアの他にそのような遊歩道や、森の中にグランドゴルフ場や子供たちの遊戯施設などが整備されているなどとは知らず、滅多に足を入れることは無いようです。

 さて、温泉の話ですが、温泉施設は海のエリアの方に造られています。遊楽里(ゆらり)と名づけられたその施設は、防砂林の松林の中に、他のホテル状の宿泊施設棟に隣接して造られていますが、日帰り入浴を中心とする温泉施設なので、入りにくいことはありません。料金は350円也。まずはリーズナブルな価格だと思います。泉質もよく、身体も温まって、疲れが抜けてゆくのを実感できるような気がします。

 今回の旅では、この道の駅に2泊しました。初めは森のエリアの駐車場の方に、そして2回目は海のエリアの駐車場の方にお世話になりました。2日間とも天気はあまり機嫌が良くなくいて、肝心の鳥海山は見ることができませんでした。そういえばこの道の駅からは、鳥海山は見た記憶がありません。若しかしたら、見えない場所なのかも知れません。今までそんなことにも気がつかなかったことに気づきました。今度行った時に確認したいと思います。そして、又あの湯に浸りたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 温泉の話②(舟唄温泉) | トップ | 温泉の話④(黄桜温泉) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事