山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

新しいパソコン

2007-10-17 19:25:21 | くるま旅くらしの話

一週間ほど前、ネットでオーダーしたパソコンが届いたのだが、その設定は自分ではやらない方が間違いないと、手も触れずにそのままにして置いたのだった。パソコンを仕事として扱っている下の倅が、俺がやってやるからと、今日休暇をとってやって来てくれて、今ようやく使えるようになったのである。

新しいパソコンのOSはビスタという奴で、まだ一度も触ったことがない。発売された時、店頭でチラッと見た程度で、またパソコン会社の悪巧みが為されたと思った程度だった。その時は家内のパソコンも順調に動いていて、買い替えのニーズはなかったので、もともとパソンコンというツールにはあまり興味・関心がないものだから、それっきりで最近まで来たのだった。

ところが家内のパソコンがとうとう駄目になり、自分が使っているノートパソコンのスピードが異常に遅くなってきていたので、新しくデスクトップを買うことにし、家内にはそのノートを使ってもらうように考えたのだった。それでせっかく買うのならやはり新しいOSのほうが良かろうとビスタを選んだのである。

今、その新しいパソコンでこれを作成しているのだが、いやはやその使いにくいこと。このような文章を書くのは未だしも、メールや写真の取り扱いとなると、随分と勝手が違って戸惑うばかりである。ビスタよりもXPの方が安定しているから、そちらを選んだ方がいいのではないかという倅のアドバイスを聞かず、XPはやがて消えて行く運命にあるのだから、とにかく時代遅れにならないようにと考えビスタにしたのだった。まだ不慣れというのも言い過ぎのようなレベルなので、大口は叩かない方が無難だとは思うのだが、どうしてパソコンというのはしょっ中OSを変えたり、グレードアップをしたりするのだろうか?勿論商売の戦略であることは承知しているけど、必ずしもそれは顧客指向ではないように思う。

この業界ほど消費者に無力感を抱かせる所は無い様に思う。とくに年配者、早い話老人にとっては、迷惑極まりない感じがする。ようやく慣れてきて、それなりに使えるようになったと思う頃に、ハイ、又新しいのをつくりましたので、どうぞ、と来る。新しいのなんか要らないよ、といっても何年か後には今使っているのはもう使えなくなりますよというのだから、たまったものではない。たしかに技術革新というかその進歩は止まることは無いのだろうけど、もっとゆっくりで良いのではないか。

TVなどと比べてパソコンの販売価格は下がらない。確かに同額ならばその性能に格段の差があることは理解できるのだが、その性能につられてどうしても新しい製品を買わざるを得なくなってしまうのは、真に困ったことである。せめて10年くらいはじっくりと使いたいなと思っても、それは叶わぬ夢のような気がする。この戦略に歯止めをかけるようなアプローチはできないものなのかと思う。

今、これを書きながら思うのは、こんな愚痴を言ったところで、老人は益々置いてけ堀になるだけであろう。黙っていた方が身のためなのだ、ともう一人の自分が囁く。とにかくこれからしばらくの間は、この新しい仕組みの理解と慣れへの努力を余儀なくされるのである。このパソコンの使い初めは、新しいものへの喜びや感謝ではなく、老人の愚痴となった次第である。

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